施工管理職の仕事は、工事が工期通りに進むように管理することです。
未経験者から施工管理職を目指すことは可能ですが、それにはアピールの仕方が重要となります。
本記事では、施工管理職の職務経歴書の書き方や、志望動機を伝えるポイントなどをご紹介します。
職務経歴書が大事な理由
転職活動において重要なのが、職務経歴書です。
転職では、経験や実績などが重視されることが多いです。
そのため、職務経歴書に今までの経験を記せれば、色々なアピールができます。
特に施工管理職は専門的なスキルが要求されるため、これまでの経験や実績などが一目で分かる職務経歴書は重視されるのです。
前職までの十分な実績やスキルがあることが明らかであれば、転職の成功率は上がるでしょう。
未経験者であれば、施工管理職において役立ちそうな経験や実績を記載することが大切です。
施工管理職の職務経歴書の書き方
![PC操作している男性](https://world-corp.sakura.ne.jp/wp-content/uploads/2020/10/No21_colum_2-1024x683.jpg)
職務経歴書は簡潔に分かりやすく書くことが大切です。
文章が長々しいと分かりづらくなり、アピールしたいことが伝わらなくなります。
職務経歴書を作成するときには、主に以下のような内容を記入しましょう。
保有資格
施工管理に関する資格があればすべて記載します。
職務要約
自身の経歴と自己PRを要約した部分です。
この部分を興味の引くものにしておくと、担当者にもしっかり読んでもらいやすいでしょう。
仕事内容などは具体的な数字を用いてアピールします。
職務経歴
これまで入社した企業を時系列で記入します。
また職務管理職のうち「工程管理・原価管理・品質管理・安全管理」のどこをどのように経験したことがあるのかも具体的に記しておくこともポイントです。
担当業務
現在までどのような業務を行ってきたのかを分かりやすく記入します。
表などを用いると分かりやすいでしょう。
これまで建設系に携わってきたのであれば、プロジェクトの概要や担当業務を記入します。
担当業務は、応募企業のニーズにあったものを上に記入しましょう。
自己PR
アピールしたいスキルや経験を記入します。
具体的なエピソードを交えると、相手にも伝わりやすくなります。
施工管理未経験者の場合は、関連業界のスキルや経験をアピールしましょう。
また入社後に積極的に学ぶ姿勢などを記入するといいでしょう。
施工管理職の採用担当者に響く自己PRのポイント
![面接を受けるスーツの男性](https://world-corp.sakura.ne.jp/wp-content/uploads/2020/10/No21_colum_3-1024x682.jpg)
職務経歴書には自己PRも記載します。
施工管理職は以下のようなスキルを求められることが多いです。
そのためこれらのポイントがあれば積極的にアピールしましょう。
臨機応変に対応できる
施工管理職は、天候や周辺環境の変化など、想定外の事態にも対応しなくてはいけません。
不測の事態が起きてもスケジュールを再調整し、労働者の安全を確保しながら工事を進行させます。
そのため、臨機応変に対応できることは施工管理職においてとても重要なスキルです。
コツコツと頑張ることが得意
工期は工事により異なりますが、数ヶ月のものもあれば数年かかるものもあります。
そうした中でも、コツコツと業務を進めていく能力が求められます。
未経験者の場合は、長期間のプロジェクトに関わった経験があれば、それをアピールしましょう。
コミュニケーションやマネジメントが得意
施工管理職は、施主や職人など、さまざまな人と関わりを持つ職種です。
そのため、仕事をする上で年齢の離れた人やさまざまな性格の人と接することが多いでしょう。
そうした人たちともスムーズにコミュニケーションを取れるスキルは重宝されます。
未経験者でも、具体的にコミュニケーションやマネジメントの経験があれば記入しておきましょう。
工事履歴書とは
施工管理職への転職の場合、履歴書・職務経歴書の他に「工事履歴書」が必要になります。
工事履歴書は、工事内容、工法、規模、請負金額、担当業務などの詳細を記入するものです。
工事履歴書を重要視する企業の採用条件は「即戦力」であることが多いです。
そのため、採用した後に具体的にどのように活躍できるかイメージ出来る人が有利となるでしょう。
記入の注意点としては、まずはシンプルに書いて目にとまりやすくすることです。
その際は、どの立場で仕事をしたのかも記載するようにしましょう。
具体的には、民間工事か公共工事か、元請け・下請けどちらか、などを記入します。
さらに、具体的な数字で明記できるところは、数字を記入しましょう。
数字を入れることで、どの程度の規模の工事なのかなどの判断がしやすくなります。
職務経歴書をしっかり書いて面接を受けましょう
職務経歴書は自分のこれまでの経験やスキルをアピールするための大切な書類です。
たとえ未経験者であっても、施工管理職において役立ちそうなスキルや経験があれば記入してアピールしましょう。
また具体的に記載されているか、読みづらくないかなども確認します。
しっかりチェックし、面接に備えましょう。