キャリア2020年11月6日（最終更新日：2022/04/12）

文系でも施工管理職として働ける！その理由やキャリアプランを考察

施工管理職には専門的な知識などが必要とされます。
そのため文系でも目指せるのだろうか、仕事に就けるのだろうかと不安に思っている方は多いのではないでしょうか。
本記事では、文系でも施工管理職として働ける理由やキャリアプラン、職場の探し方などについてご紹介します。

文系でも施工管理職になれる理由

施工管理職は、ある程度専門的な知識が必要ですが、文系でも仕事に就くことは可能です。
ここでは、文系でも施工管理職になれる理由について詳しくご紹介します。

施工管理職が人手不足

近年、施工管理職は人手不足といわれています。
特に、若手の施工管理職は人手不足が深刻化しているとされています。
これには、ベテランの施工管理職が高齢となり引退していること、若者の建設業離れ等の理由が挙げられます。
このことから、建設業界では未経験者を採用しようという動きが広がっているのです。

工事の数が増えている

延期されましたが、東京オリンピックなどの影響により工事の数は増えています。
そのため施工管理職の需要も増しているのです。
さらに今後、ビルやマンションなどの大規模な修繕工事、老朽化対策としての公共工事など、人手が必要とされる工事も控えています。
これらの工事を支えていくような人材を育成するために、未経験者を採用していく動きが出ているとされます。

コミュニケーション能力が必要とされる職種

施工管理職は、職人や顧客とのやり取りも仕事のひとつです。
設計士、職人、顧客とさまざまな人々と関わりながら、工事を完成させていきます。
現場での作業員をまとめられるようなコミュニケーション能力があれば、文系でも十分に施工管理職として活躍が期待できるでしょう。

文系でも資格取得は可能

施工管理職としてキャリアアップを目指すなら、取得しておきたいのが「施工管理技士」の資格です。
この資格は建設系の学科を卒業していなくても、実務経験さえあれば資格試験を受けられます。
つまり文系出身であっても、資格を取得して「施工管理技士」として働いていくことが可能です。

文系の施工管理職としてのキャリアプラン

施工管理職の男性

文系のキャリアプランも、理系と大きな変わりはありません。
施工管理職は、まず建設業界で仕事をしながら知識と経験を深めていきます。
文系でも理系でも、最初は先輩や周囲のサポートからはじまることが多いです。
建物の写真撮影、書類の整理やファイリング、積算業務、スケジュール調整や、来客対応などからスタートし、仕事をしていく中で専門用語や仕組みなどを覚えていくことが多いでしょう。

その後、実務経験と知識を身につけ、資格を取得するのがおすすめです。
施工管理技士の資格があれば、専任技術者や主任技術者、監理技術者として認められキャリアアップにもつながります。

文系未経験の方の職場の探し方

施工管理職の男性3人

まず、未経験者を募集している企業を探しましょう。
また、研修制度が整っている企業を選ぶのもポイントです。
文系だと建設業界に関する知識が不足していることも多いので、現場で苦労することがないようにしっかりと研修を受けておきましょう。

それから重要なのが、研修期間です。
未経験の人を歓迎する意向が会社全体であるのか、そこで判断することができます。

志望動機の伝え方も大切

文系、未経験で転職を行う場合、志望動機の伝え方も大切です。
「なぜ施工管理職に就こうと思ったのか」「なぜその企業を選んだのか」は、どの企業で面接を受ける際にも必要とされる項目です。
特に自分がなぜ文系で未経験でも施工管理職に就こうと思ったのかは、募集企業がとても知りたいと思うところでしょう。

モノづくりに興味がある
コミュニケーション能力を活かしたい
建設物が好きだったから
手に職をつけて働きたいから

など自分なりの理由を考え、答えられるようにしておきましょう。

文系出身から施工管理職を目指したきっかけ

以下は、文系出身者の声の一部です。

将来の方向性を高校生のときに決めることができず、大学は文系の経営学部に進学しました。
しかし、幼いころから建築を見るのが好きで、建築に携わる仕事にはどのような道があるのか大学在学中に考えていたときに、施工管理という職業は文系出身で活躍している人が多いということを知りました。
現在苦戦中なのが、CADのスキルアップです。それでも日々楽しく働いております。