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シニア人材の経験は必要不可欠!建設業界の取り組みを紹介

日本は少子高齢化が進行していることもあり、労働人口の減少が懸念されています。
そのため、今後はシニア人材が働きやすい環境づくりが重要と考えられています。

本記事では、建設業界で行われているシニア人材が活躍するための取り組みや課題として挙げられていること、働きやすい環境づくりとして実際に行われていることなどをご紹介します。

シニア人材が重宝される理由

近年、労働人口の減少などもあり、シニア人材が注目されています。
シニア人材は、長年の経験で培った技術や知識を持っており、特に経験と技術力が必要とされる建設業界では重宝されています。
またシニア人材が現場にいることで、若手へのアドバイスや作業の効率化など、さまざまな役割を任せられると考えられています。
特に、若手世代の育成を目的として、シニア人材を雇用する企業も増えています。

シニア人材が活躍するための取り組み

建設業界ではシニア人材が活躍するために、以下のような取り組みが行われています。

シニア層への特別教育

シニア層を対象にした特別教育を行う企業もあります。
特別教育では、加齢による心身の影響を伝え、事故を未然に防ぐ効果が期待されています。
さらに、特別教育を受講していない場合は現場への入場を制限するなど、受講を促すための対策なども行われています。

作業時間の考慮

高齢の作業員に対しては作業時間を減らすことで、無理なく働ける体制づくりが行われています。
たとえば、半休や早退の活用、夜勤を減らす、夜勤後は充分な休日を取るなどが挙げられます。

健康保持の促進

シニア人材に対して定期的に健康診断を実施し、病気の予防や身体機能維持に関するアドバイスを受けてもらいます。
特に高血圧症や糖尿病、肝機能異常などの診断を受けた作業員に対しては、健康保持のための配慮が必要です。

転倒災害防止対策

シニア世代になると平衡感覚が低下し、身体のバランスが取りにくくなるとされています。
そのため、転倒や転落の危険性も高くなってしまいます。
高所作業での年齢制限はありませんが、シニア人材が高所で作業を行う際には一層の注意が必要でしょう。
また転倒を防止するため、段差の解消や滑り止め、手すりの設置などが求められます。

シニア人材を雇用する上での課題

仕事中のシニア人材

建設業界での活躍が期待されているシニア人材ですが、雇用する上での課題もあります。

再雇用

シニア人材を定年後に再雇用する場合の待遇差が問題となっています。
再雇用後は「仕事内容は変わらない」というケースが多いにも関わらず、給与は定年前と比較すると3〜4割ほど引き下げられることが多いです。
そのため、仕事へのモチベーションが上がらない人が多い傾向があります。

知識・経験の継承

企業側はシニア人材を雇用する理由の一つとして、若手世代の育成を期待しています。
しかし、そもそも若手人材の入職者が少ないという課題があります。
建設業界では、10〜20代の働き手が他業界に比べて少ないです。
その原因には、「作業がつらい」「休みが取りづらい」「労働に対して賃金が低い」などがあるようです。
そのため、シニア人材を雇用すると同時に、若手世代への待遇面の改善にも取り組む必要があるでしょう。

加齢による心身機能の変化

加齢に伴い、心身機能が退化することは自然なことですが、本人がそれを自覚していないケースはよくあります。
そのため、若い頃と同じような動きをして、事故につながる可能性があります。
こうした事故を防ぐため、作業内容などを工夫する必要があるでしょう。

経験と技術を持つシニア人材が建設業界で注目されている

建設業界は他の業種と比べ、経験や技術を重視する傾向にあるため、シニア人材の活用が注目されています。
ただし、シニア人材は加齢による心身機能の低下も進むため、労働環境の整備などが重要といえるでしょう。
シニア層の方は、このような建設業界の動きがあることを知ったうえで、職場をどうするか検討してみてはいかがでしょうか。

経験者