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道路舗装に関わるプライムコートとは?散布方法を紹介

プライムコートは、道路舗装のコーティング作業の一つです。
コーティング作業にはアスファルト乳剤を散布しますが、プライムコートとタックコートの2種類があります。
その内、上層路盤に散布されるのがプライムコートです。

本記事では、プライムコートの概要や散布方法、散布するメリットなどをご紹介します。

プライムコートとは

プライムコートとは、道路舗装で使用されるコーティング作業の一つで、主に防水などを目的として行われます。
アスファルト混合物層の施工前に乳剤を均一に散布し、養生して仕上げます。
プライムコート作業を行うことで、路盤の洗堀や水の浸透を防ぐ効果が期待できるとされています。

プライムコートを散布するメリット

プライムコートを散布するメリットには以下があります。

路盤表面部の安定

プライムコートが路盤表面部に浸透することで、その部分を安定させることができるとしています。
プライムコートに使用されているアスファルト乳剤は、アスファルトの安定処理や表面処理に使われます。

路盤の洗掘や表面水の浸透防止

雨によって路盤が凸凹になったり、水が浸透したりすることを防ぎます。
アスファルト乳剤をアスファルトの表面全体をコーティングすることによって、水への浸透を防ぐことができるのです。

路盤からの毛管上昇の遮断

毛管上昇によって上がってくる水分を遮断することができます。
毛管上昇とは、管の中にある液体が上昇する現象のことです。
管のサイズが小さいほど上昇しやすいとされており、コーティングがなければ路盤から毛管上昇によって水分が出てくる可能性があります。

アスファルト混合物とのなじみを良くする

プライムコートを行うことで、路盤とアスファルト混合物のなじみを良くする効果が期待できます。

プライムコートの散布方法

プライムコートなどのアスファルト乳剤の散布は、主に以下の2種類に分けられます。

ディストリビューターによる散布

ディストリビューターは、アスファルト乳剤散布に特化した車両のことです。
アスファルト乳剤用のタンクが搭載されており、乳剤を車両後部にあるノズルから噴射できます。
アスファルト乳剤を均一に路面に散布できるのが特徴です。
ディストリビューターを利用することで、大幅な工数削減につながるとされています。
ディストリビューターによる散布は、各乳剤メーカーなどで行います。

スプレーヤーによる散布

スプレーヤーという道具を使って散布する方法です。
スプレーヤーの先端にはノズルがつけられており、乳剤を入れたドラム缶や一斗缶にホースをつないで供給します。
持ち出しが簡単なため、ディストリビューターが入れないような場所や小規模な現場で使用されるケースが多いです。
スプレーヤーはギア式とエア式があります。
ギア式はガソリンを動力としており、エア式は手動のポンプです。
現場の規模によって使い分けられます。

プライムコート散布前に行われる工事

土木工事

プライムコートは、道路舗装工事の最後の仕上げとして行われる作業です。
プライムコート散布前には主に以下の工事が行われます。

路床工事

地盤を整形して固める工事です。
路床は厚さが1m以上になる場合もあるため、タイヤローラーなどを用いてしっかりと固めます。

路盤工事

路床と同様に路盤材料を敷いて固める工事です。
均一に敷いて固め、平坦性を確保します。

プライムコートについて知っておこう

プライムコートは路盤を仕上げた後で、乳剤を均一に散布・養生して仕上げることです。
プライムコートによって路盤表面部の安定や表面部分の水の浸透防止、路盤からの水分の毛管上昇の遮断効果などが期待できます。
現場で活用できる知識の一つですので、建設現場で働きたいと思っている方はぜひ覚えておくことをおすすめします。

経験者