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第一級陸上特殊無線技士の取得方法。活躍できる現場とは!?

無線が多く使われる建設現場では、無線の資格を取得していると重宝されることも多いです。
特に取得を考えたい資格の一つが、「第一級陸上特殊無線技士」です。
本記事では、「第一級陸上特殊無線技士」の概要や取得方法をご紹介します。

第一級陸上特殊無線技士とは

第一級陸上特殊無線技士は、陸上の無線を扱うための資格の一つです。
具体的には、以下の操作を行うことが可能になります。

・電気通信業務用、公共業務用等の多重無線設備の固定局や基地局などの操作
ただし、30MHz以上の電波を使用する、空中線電力500W以下のものに限る。
・第二級および第三級の陸上特殊無線技士の操作範囲に属する者の操作

出典:「公益社団法人日本無線協会

取得方法1:国家試験に合格する

第一級陸上特殊無線技士の資格を取得する方法の一つめは、国家試験に合格することです。
国家試験の大きなメリットは、独学でも合格できるチャンスがあることです。
仕事を続けながらでも、第一級陸上特殊無線技士の資格取得を目指すことが可能でしょう。
第一級陸上特殊無線技士は、受験資格が不問とされています。
誰でも挑戦できるため、受験のハードルは低いといえるでしょう。

出典:「公益社団法人日本無線協会

取得方法2:公募養成課程を受講

2つ目の方法は、公募養成課程を受講することです。
公募養成課程とは、国家試験に合格するために必要な知識や能力を身に付けることを目的として開かれる授業を受講し、修了すれば資格を取得できます。
受講した最終日に試験があり、その試験に合格する必要があります。

公募養成課程には、「一般養成課程」と「長期型養成課程」に分けられます。
一般養成課程は、総務大臣の認定を受けて実施される講習です。
法令で定められた授業科目と時間分の授業を受講し、最終日に試験に合格することで資格を取得できます。

長期型養成課程は、学校教育法によって定められた大学、短期大学、高等専門学校、高等学校等で、総務省令で定められた科目を修めて卒業することで、資格を取得できます。

これらの養成課程は、国家試験を独学で受けるよりも合格率が高いのが特徴です。
ただし、国家試験は受験資格が不問ですが、養成課程を受けるには条件が課せられています。
養成課程を受講するには、学校教育法第1条で規定された高等学校または中等教育学校(電気科または電気通信科に限る)を卒業したものか、同等以上の学力を有していると証明できた人だけが受講できます。

出典:「公益社団法人日本無線協会

無線を使用する現場で重宝される資格

建設現場では無線を使って通信することも多いため、第一級陸上特殊無線技士の活躍機会は多いといえるでしょう。
建設業界で長く働きたい、年収を上げたいと考えている方は、取得を検討してみてはいかがでしょうか。