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施工管理職として覚えておきたい建設機械の1つ「ブルドーザー」

ブルドーザーは現場でよく使用される建設機械の1つです。
施工管理職を目指す方は、特徴を覚えておきましょう。
本記事ではブルドーザーの概要やサイズ、活躍場所などをご紹介します。

ブルドーザーとは

ブルドーザーとは、トラクターの前面にブレードを備えた機械です。
ブレードの前端部分に重量をかけることで土砂を掘削し、そのまま土砂を運びます。
ブレードは岩石を削ったり、抜根をしたりするため櫛状(くしじょう)になっているものがあり、用途によって付け替えることが可能です。

また、ブルドーザーの特徴的な構造の1つが、キャタピラーです。
キャタピラーは、起動輪の周りに金属やゴム製の細長い板が連結してベルト状になっています。
車輪よりも接地面が大きく、悪路でも走行が可能です。
日本では使用されるブルドーザーはキャタピラータイプが多いですが、海外ではゴムタイヤを付けたホイールタイプも使われています。

ブルドーザーの主なサイズ

ブルドーザーは主に「乾地車」と「湿地車」に分けられます。
乾地車は4~10トン級の小型から10~26トン級の中型、40~100トン級の大型のものまでのサイズが用意されています。
湿地車は、小型から中型までが提供されています。

ブルドーザーの活躍場所

ブルドーザ

ブルドーザーは、土木、建設、ダム、宅地造成など幅広い現場で活躍しています。
土を削る、押す、整地するといった作業以外にも、岩石処理や伐開除根などにも使われています。
さらにアタッチメントを付け替えることで、溝掘りやパイプ埋設などにも使用されています。
近年では、海底など人が入れない場所でも無線遠隔作業が行えるブルドーザーなども増えています。

乾地車と湿地車の違い

ブルドーザーは主に不整地で使用されますが、湿地など軟弱な地盤で使用すると行動不能になる場合があります。
このため、ぬかるんだ軟弱な地盤で使用するために湿地車が開発されました。
一般的に、湿地車は乾地車よりもクローラの幅が広く作られています。

また、接地圧が2/3程度に抑えられているため、ぬかるんだ地面でも動きやすいようになっているのが特徴です。
特に、雨の多い日本での作業に使われています。

さまざまな場所で活躍するブルドーザー

ブルドーザーは、土を掘ったり整地したりというイメージのある機械です。
しかしそれだけでなく、岩石処理や除根、採掘、溝堀など幅広い場面で活躍します。
多くの建設現場で活躍する機械ですので、施工管理職を目指す方は、ぜひ概要や活躍場所について覚えておくことをおすすめします。

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