Menu

水研ぎ用のやすりの選び方。どのような場面で使用する?

現場では、たびたび塗装面などの表面を均一にすることが求められます。
そのため、やすりなどを使う機会も多いですが、現場ごとにさまざまな種類があります。
水研ぎもその一種ですが、どのような方法なのかイメージしにくい方も多いのではないでしょうか。

本記事では、水研ぎの概要や水研ぎ用やすりの選び方などをご紹介します。

水研ぎとは

水研ぎとは、水を使いながら磨いたり、研いだりすることを指します。
主にサンドペーパーや研ぎ機などを用いて、塗装面や固形物の表面を均一にするために行われます。
水を使うことで、滑らかな作業が可能とされています。

水研ぎ用やすりの選び方

水研ぎには専用のやすりがあります。
ここでは、水研ぎ用やすりの選び方をご紹介します。

選び方1:耐水ペーパーを選択する

水研ぎをする際には、空研ぎ用ではなく耐水ペーパーを選びます。
空研ぎ用のペーパーを選んでしまうと、目詰まりしたり、破れたりするためです。
耐水ペーパーでも一定期間使用したら交換する必要があるため、
早めのタイミングで交換するようにしましょう。

選び方2:番号に注意する

やすりには「番手」が振り分けてあり、用途によって選びます。
一般的に、番号が小さいほど粗くなります。

たとえば、真鍮を研ぐ場合とプラスチックを研ぐ場合では、作業の負担が変わってきます。
金属の方が硬いことが多いため、やすりの番号が大きいものを選びます。
水研ぎ用のやすりは、多くの番号を揃えておくのがおすすめです。
材質によって使い分けられますし、メーカーごとに使い心地が違うことが多いためです。
実際に使用しながら、適切なものを選びましょう。

選び方3:研磨剤との相性を考える

水研ぎをする際に、コンパウンドや研磨剤を使用する場合は相性を確認しましょう。
対象物に適した製品を使用しないと、変色してしまう可能性があります。
製品の説明をしっかり確認し、研磨剤と使用して問題ないのか、
対象物に適しているのかをチェックしましょう。

水研ぎ以外のサンドペーパー

サンドペーパー

サンドペーパーには、水研ぎ用の耐水ペーパー以外に大きく分けて4種類あります。
ここでは、サンドペーパーの種類についてご紹介します。

1.紙やすり

最も一般的とされるサンドペーパーです。
厚紙に黄色い砥粒がコーティングされており、木材の研磨に使われることが多いです。
厚紙で作られているため耐久性はあまり高くなく、消耗品として用いられます。

2.布ヤスリ

紙ではなく布に砥粒がコーティングされたサンドペーパーです。
紙よりも耐久性があるため、金属の研磨をすることも可能です。
また、紙よりも曲げやすいため、曲面を磨くのに適しています。
さらに、やすりにつけて研磨する機械である「電動サンダー」につけて使用することも可能です。

3.空研ぎやすり

厚紙に砥粒がコーティングされており、その上から合成樹脂や目詰まり防止剤が加工されています。
水研ぎは不可ですが、噛みやすいよりも耐久性が高く、目詰まりしにくいとされています。
空研ぎやすりも電動サンダーに取り付けられます。

4.ポリネットシート

網目状になっているやすりです。
耐久性が高く、主に金属の研磨で用いられます。
網目状のため、目詰まりしにくく、両面使うことができます。
また、曲がりやすいため、曲面を磨くのにも使われます。
種類によっては水研ぎすることも可能です。

水研ぎ用やすりについて知ろう

水研ぎは、水で湿らせながら研ぐことによって、滑らかな作業が可能になります。
水研ぎには削りカスが散りにくい、摩擦熱が生じにくいといったメリットがありますので
シーンによって使い分けられます。
また、水研ぎには専用のやすりが必要ですので、種類を間違えないように注意しましょう。