Menu

施工管理は遠隔化できる時代!具体的な活用方法

「施工管理は現場にて行うもの」…といったイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
しかし現在では、施工管理の一部の業務を遠隔化で行うことも可能な時代です。

本記事では、その一例として「ARグラス」と「スマートコントロールセンター」の概要、
施工管理での活用法について紹介します。

施工管理の遠隔化:ARグラス

ARグラスとは、メガネ型デジタルデバイスのことをいいます。
ARグラスで可能なことは、現実空間の景色とAR(拡張現実)の情報を同時に見ることです。
またARグラスは、実際に使用し拡張現実の情報を閲覧している場合も
視界が完全に覆われて現実空間の景色が見えなくなることはありません。

施工管理での活用方法

ARグラスの施工管理での活用方法では、ARグラスへ提供された映像や現場に設置した常設カメラの映像等を使います。
そのため、それぞれ別の場所にいる担当者が視覚情報をリアルタイムで共有可能です。

また設計や施工の担当者などが現場以外の場所にいる場合でも、
現場の職人への指示を出しや意思決定、相談ができます。
例えば、設計担当者がオフィスで現場の常設カメラの映像を見て、設計と異なる施工を見つけたとしましょう。
設計担当者がカメラの映像と修正指示を現場担当者のARグラスへ送ると、
現場担当者は以下の作業を全て同時に実施することができます。

  • ARグラスの映像を確認する
  • 図面を確認する
  • 設計担当者からの修正指示を確認する

加えて、打ち合わせの移動時間の削減にも繋がります。

施工管理の遠隔化:スマートコントロールセンター

スマートコントロールセンターとは、大和ハウス工業が施工現場の作業負担を軽減するため
複数の事業所に設置した、施工現場を遠隔管理する仕組みです。
また、各施工現場の映像や作業員情報などをセンターで一元管理し、現場支援や作業の効率化のために活用します。

施工管理での活用方法

施工管理でのスマートコントロールセンターの活用方法は、
現場映像をAI技術により分析し、工事の進捗管理などに役立てることです。
実際に大和工業では、現場映像で確認した工程の進歩状況に合わせ、
部材生産や部材輸送の工程を最適化しているようです。

また、現場監督者や作業者がセンターの情報を共有し、
スムーズなコミュニケーションや作業効率のアップに繋げることも参考にしたい活用方法の1つです。

ARグラスやスマートコントロールセンターについて知ろう

施工管理の遠隔化を実現する「ARグラス」と「スマートコントロールセンター」について紹介しました。
ARグラスを活用して事務所と現場で映像を共有すると、スムーズな施工管理の遠隔化が可能です。
またスマートコントロールセンターで現場映像を一元管理してAI技術で分析し、
現場の施工管理業務を改善すれば、現場の負担が大幅に減少するでしょう。