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電子小黒板を活用して工事写真の課題を解決!どのようなメリットがある!?

工事現場では、工事の品質を確認するために工事写真が欠かせません。
こうした工事写真の確認をしやすくするために、近年用いられているのが「電子小黒板」です。

本記事では、建設DXの知識として建設現場で役立つ「電子小黒板」について紹介します。

電子小黒板とは

電子小黒板は、撮影状況を記すため工事名・工種・略図などを書いた「小黒板を電子化したもの」です。
工事写真を撮影する際は、一般的には木製の黒板やホワイトボードなどに工事名や工種などを書き込み、
それが写真に収まるように配置します。

しかし、撮影場所ごとに作成しなくてはいけないため、時間がかかり持ち運びも手間です。
加えて、撮影後も大量の写真を整理する必要があるため、負担が大きいものでした。
電子小黒板を利用すれば、黒板作成にかかる時間を大幅に削減できます。

電子小黒板を活用するメリット

電子小黒板は撮影する画面自体に黒板が表示されるので、
構図を画面上で確認しながら工事写真の撮影が可能です。
また、工事名・工種・測点・略図などをデジタルの情報として管理できるため、
入力作業を省力化できます。
そして、複数の機器やアプリ間で転記・共有も可能ですので、書類作成の効率化も期待できます。
さらに、文字が雨に濡れて消えてしまう心配もありません。

国土交通省の認可

国土交通省は、直轄工事に置いて2017年2月以降に入札手続きを行う土木工事を対象に
電子小黒板の使用が認可されています。
代用的な電子小黒板には、「蔵衛門工事黒板」などがあります。
蔵衛門工事黒板は、デジカメが登場した後
写真アルバムソフト「デジカメ蔵衛門」を発売した実績があり、25年の歴史を誇ります。
建設業界のユーザーも多いのが特徴です。

画像ファイルフォーマット「Exif」

「Exif」は、日本電子工業振興協会(JEIDA)で規格化された画像ファイルフォーマットです。
工事写真は、画像の回転や明るさ調整、コントラスト調整、色補正、サイズ変更などは一切行うことができません。
これは、編集講師は改ざんとみなされるためです。
電子小黒板を用いた写真は、撮影と同時に撮影画像中に黒板が挿入されるので編集にはあたりません。
写真の付加情報には、写真の撮影日時、撮影機器メーカー、モデル名、シャッター速度、ISO感度などの情報が含まれています。

電子小黒板を活用しよう

電子小黒板は、工事名・工種・略図などが含まれた黒板を電子化したものです。
電子化小黒板を用いることで写真撮影作業や編集作業の省力化が期待できます。
ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。