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建設業のDXはまず何から始める?基本ポイントと進め方を解説

建設業DXを導入する企業は増えてきましたが、何から始めたらよいか悩んでしまうことがあるかもしれませんね。
まずは、導入前に「DXで何を解決するのか」という目的を決めておくことが大切です。

本記事では、建設業DXの進め方と実行手順についてご紹介します。

建設業DXの始め方

建設業DXを始める際には、まずより具体的に考えることが大切です。
たとえば、以下のように自社の問題点を洗い出しましょう。

  • 関係者間の情報のやり取りに紙資料を使っているため、情報共有に時間がかかっている
  • 現場での業務が終わった後で見積もりや日報作成のために、事務所に戻る必要がある
  • 事務作業などの業務をテレワークで可能にしたい

このように問題点を洗い出すことで、DXでどのように解決できるかを検討できます。

自社の現状を確認する

現状は何もできていないのか、一部では取り入れているのか確認しましょう。
何もできていない場合は、まずDXを行うための環境整備から始めましょう。

DXへの取り組み

DXへの取り組みは2つに分けられます。
1つはDXへの行うための環境整備、そしてデジタル技術を用いたビジネス改革であるDXそのものです。
DXの環境整備には、DXに取り組もうとする意識改革、人材採用、IT環境の整備などが挙げられます。

さらに、同業種や同規模の企業がどのように取り組んでいるか、何に活用しているかを調査しましょう。
多くの企業が使用しているツールであれば、それだけ効果が高いといえます。

また、まだデジタル化ができていない企業にとっては、デジタル化がDXの入り口といえるでしょう。
たとえば、オンライン会議なども、建設DXの一種です。
取り入れやすいことから始めてみることが大切です。

建設業DXの進め方

建設業DXを導入する際には、まず業務の手順を分析します。
「○○の業務に時間がかかっている」「○○を効率化したい」など、課題をはっきりさせます。
同時に無駄な業務がないかも検討します。
業務の手順や課題を検討せず、解決策だけを考えると、本当の問題が解決できない可能性があります。

優先順位を決めて解決策を選定する

データを集め、課題が事実なのかを確認しましょう。
「なんとなく不便に感じている」という曖昧な時点で導入しても、効果は表れにくいでしょう。
データによって課題を客観的に把握すれば、解決のための優先順位を決められます。
優先順位を決めたら解決策を選定しましょう。
デジタルを前提として業務プロセスへの見直しを行うことで、生産性向上や付加価値向上が期待できます。

建設DXの導入

導入する際には、上層部だけで決めるのではなく、現場の意見を取り入れましょう。
現場の人が使いこなし、便利だと感じなければ意味がありません。
また、自社だけでなく協力会社を含めた関係者も同時に使用しなければ、効果を感じにくい場合もあるでしょう。
導入時はまず、小さい範囲から始めて、段階的に全社的な取り組みにしていくことをおすすめします。
社内でDX推進体制を敷き、認知・理解を深めていくことも大切でしょう。

差別化のポイント

市販のDXツールで課題を解決できない場合、自社で独自の仕組みを作り上げる方法もあります。
また、場合によっては仕組みを外販できる可能性もあるでしょう。
その場合、他の企業で同様の問題を抱えていないか、困っていないか、販売することでユーザーを増やせるかなどを検討しましょう。

建設DXの導入方法について知ろう

建設DXを導入する際には、まず自社の課題について明確にすることが重要です。
課題を明確にすることによって、それを解決するためのDXが導入しやすくなるでしょう。