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自動車六法は建設機械の走行にも適用される!どのような法律?

自動車を運転する際には、さまざまな法律を知っておく必要があります。
これらの法律は、建設機械の走行にも適用されます。

本記事では、公道を走行する建設機械に適用される「自動車六法」についてご紹介します。

自動車六法とは

自動車六法とは、自動車に関する法律をまとめた書籍です。
具体的に6つの法律があるわけではなく、「主要法令集」という意味で使われていることが多いです。
自動車六法は、自動車の運転者・整備士・販売業者・保険会社など、自動車に関係するすべての人が知っておくべき法律です。
法律の条文だけでなく解説も充実しているため、法律の理解を深めることができます。

また、建設機械にはそのまま公道を走れるオンロード車もありますが、トラックに載せて運ばれるケースも多くあります。
そのため車両だけでなく、積載物や積載量に関する規制についても知っておく必要があるでしょう。

道路交通法とダンプ規制法について

道路交通法は自動車六法の1つです。
車両総重量と最大積載量により、「普通自動車」「準中型自動車」「中型自動車」「大型自動車」に分類されます。
たとえば、トラック式高所作業車は通常車両の総重量が3.5t以上になるため、準中型自動車免許を取得していなければ、公道を運転することはできません。

また、特殊自動車の分類もあります。
たとえば、トラッククレーンは大型自動車免許で運転可能ですが、ラフテレーンクレーンはクレーンとみなされるので、大型特殊自動車免許が必要です。

ダンプ規制法

土砂などを運転する大型自動車の交通事故の防止などに関する特別措置法は、通称「ダンプ規制法」と呼ばれています。
最大積載量5t超または車両総重量8t超の土砂などを運搬するダンプトラックを公道で運転したい場合、国土交通大臣に使用届を出し、表示番号の指定を受けます。
表示番号は荷台の両側面および後面に表示する必要があります。
これは、ナンバープレートだと土砂などで汚れて見づらくなるためです。

自動車六法を知ろう

公道を走行する建設機械には、自動車六法が適用されるため、知識として知っておく必要があります。
また、建設機械をトラックなどに乗せる際にも積載物に関する規制を知っておかなくてはいけません。
自動車六法は毎年改訂されるため、最新の法律を収録した書籍を購入するようにしましょう。