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BIMモデルを3Dマウスと3Dプロジェクターでどのように活用する?可能になること

BIMモデルに3Dマウスと3Dプロジェクターを活用することで、BIMモデルをより直感的に操作・確認することができます。
本記事では、BIMモデルと連携するさまざまな機器についてご紹介します。

BIMモデルと3Dマウスの連携

3Dマウスとは、従来のマウスよりも自由度が高い動きをすることができるマウスのことです。
物を縦横に動かすだけでなく、同時に回転させる、拡大・縮小させるなど、立体的な動きをスムーズにこなすことができます。
3Dモデルを操作する際に、マウスカーソルを動かす代わりに手や指を動かすことができます。
BIMモデルと3Dマウスを連携することで、BIMモデルをより直感的に操作・確認することが可能です。

BIMモデルと3Dマウスを連携するには、以下の2つの方法があります。

BIMソフトウェアの機能を使う
多くのBIMソフトウェアには、3Dマウスに対応した機能が搭載されています。
使用しているBIMソフトウェアに3Dマウスを設定することで操作可能です。

専用のアプリを使う
BIMモデルと3Dマウスを連携する専用のアプリもあります。
専用のアプリを使うことで、BIMソフトウェアの種類に関係なく、BIMモデルを3Dマウスで操作することができます。

BIMモデルと3Dマウスの連携させるメリット

BIMモデルと3Dマウスを連携することで、以下のメリットが得られます。

より直感的な操作
3Dマウスは、手や指の動きを3D空間に反映することができるデバイスです。
そのため、動かす手や指がマウスカーソルの代わりとなり、BIMモデルをより直感的に操作して詳細を確認することができます。

複数人での共同作業の効率化
3Dマウスは、複数人が同じBIMモデルを同時に操作することができます。
そのため、共同作業の効率化につながります。

施工計画や工程管理の精度向上
3Dマウスを使ってBIMモデルを操作することで、施工計画や工程管理の精度が向上します。
複数人で細かく確認できるため、品質管理を強化できます。

建物の劣化状況やメンテナンス計画の把握
3Dマウスを使いBIMモデルを操作することで、建物の劣化状況やメンテナンス計画を把握しやすくなります。

BIMモデルと3Dプロジェクターの連携

3Dプロジェクターは、3Dモデルを現実の空間に投影することができるデバイスです。
BIMモデルを3Dプロジェクターで投影することで、現地でBIMモデルを確認することができます。
BIMモデルと3Dプロジェクターを連携するには、3Dマウスと同様、「BIMソフトの機能を使う方法」と「専用アプリを使う方法」があります。

3Dプロジェクターの仕組み

投影方式
3Dプロジェクターは、フレームシーケンシャル方式という投影方法が使われています。
フレームシーケンシャル方式は、左右の眼に異なる映像を交互に高速で投影する方式です。
ゴーグルを着用することで、両目で映像を合成して立体映像を視ることができます。
このゴーグルはシャッターグラスと呼ばれるため、アクティブシャッターグラス方式とも呼ばれています。

解像度
3Dプロジェクターの解像度は、通常の2Dプロジェクターと同じように、水平方向の解像度と垂直方向の解像度で表されます。
解像度が高いほど、より精細な立体映像を投影することができます。

明るさ
3Dプロジェクターの明るさは、ルーメンで表されます。
明るさが高いほど、より明るい立体映像を投影することができます。

輝度
3Dプロジェクターの輝度は、カンデラで表されます。
輝度が高いほど、より明るい立体映像を投影することができます。

BIMモデルと3Dプロジェクターを連携させるメリット

BIMモデルと3Dプロジェクターを連携させるメリットは、大きく分けて以下の3つが挙げられます。

現地での確認
3Dプロジェクターを使ってBIMモデルを現地に投影することで、その場でBIMモデルを確認することができます。
そのため、設計内容の確認や施工時の確認をより効率的に行うことができます。

複数人での共有
3Dプロジェクターを使うことで、複数人で同時にBIMモデルを確認することができるため、共同作業をより効率的に行うことができます。

没入感のある体験
3Dプロジェクターは専用のゴーグルを装着して、現地で立体的な建物などを確認できるため、平面図よりも没入感のある確認ができます。
設計内容や施工内容をより理解しやすくなり、より効率的な施工業者との打ち合わせを実現できます。

3Dマウスと3Dプロジェクターは業務効率化につながる

3Dマウスと3Dプロジェクターを活用したBIMモデルの活用により、さまざまなことができます。
より直感的な操作・確認や複数人での共同作業の効率化、施工計画や工程管理の精度向上、建物の劣化状況やメンテナンス計画の把握などが可能です。
そして、建設業界の業務効率化や品質向上に大きく貢献すると考えられています。