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クロス工事とは!?仕事内容や関連資格を紹介

クロス工事とは、内装工事の一種です。
クロスは内装の雰囲気を左右するので、とても大切な工事の一種です。

本記事では、クロス工事の概要や仕事内容、クロス工事に関連する資格等をご紹介します。

クロス工事とは

クロス工事は、クロスに関わる工事すべてを指します。
例えば、下地の上にクロスを張ったり、古いクロスを張り替える工事などはすべてクロス工事に分類されます。
具体的には、以下のような工事です。

クロス張り工事

クロス張り工事は、内装仕上げ工事の一種です。
クロスの下地には石膏ボードが使われることがありますが、継ぎ目やビスの跡の部分に皺がでてしまうことがあります。
そのため、石膏ボードのパテを使用して下地処理を行い、平滑になった上からクロスを張ります。

クロス張り替え工事

経年劣化などによって古くなったクロスを張り替える工事です。
工事の流れ自体はクロス張り工事と大きく変わりません。

クロス工事の仕事内容

ここでは、クロス工事の主な仕事内容についてご紹介します。

パテかい

パテかいとは、石膏ボードをクロスが張れるように平滑な下地にする作業です。
石膏ボードの継ぎ目やビス部分にパテを塗り、平滑にしていきます。
パテが乾燥したら研磨紙等を用いて削り、段差を解消して乾燥させます。
数日〜1週間ほど乾燥させることが多いです。

クロス張り

パテかいの後、クロスを張る作業を行います。
まず天井を行い、次に壁にクロスを張りつけます。
クロスの裏面に専用の機械を用いて糊付けを行い、石膏ボードにしっかり密着させます。
この時、クロスと石膏ボードの間に空気が入ると、剥がれやすくなってしまいますので、注意が必要です。
クロスの継ぎ目部分は後から処理をするため、少しだけかぶせるように張りつけます。

クロス剥がし

クロスを張り替える際に行う作業で、既存のクロスを剥がします。
剥がす際には下地を傷つけないように丁寧に行います。

クロス工事に関連する資格

クロス工事の様子

クロス工事は資格がなくても作業が可能です。
しかし、公共工事の際などには資格がある人を指定される場合もあるとされています。
ここでは、クロス工事に関連する資格についてご紹介します。

資格①:表装技能士

表装技能士とは、表装に関する技能を認定する国家資格を指します。
実技試験と学科試験があり、実技試験が学科試験よりも先に行われます。
張る物によって、表具作業と壁装作業に分けられています。
表装は、住宅や店舗だけでなく、美術品なども含まれ、扱う対象が幅広いのが特徴です。
繊細な作業が多いため、手先が器用で集中力のある人が向いているとされています。
工務店、リフォーム関連企業、住宅関連企業、表具店、博物館などが主な就職先です。
1級の資格を持っている人は少ないため、現場では重宝されるといわれています。

資格②:内装仕上げ施工技能士

内装仕上げ施工技能士は、国家資格の技能検定制度の一種です。
学科試験と実地試験に合格する必要があります。
1~3級に分かれており、各級に合格すると、それぞれの級ごとに分類された工事に携わることができるようになります。
内装関連の会社、リフォーム会社、工務店など、さまざまな場所で求められる資格の一種です。
また、既に就職している職人や管理者のスキルアップとして取得する人も多い資格です。

クロス工事について理解しておこう

クロス工事とは、クロスに関連する工事すべてを指します。
クロスは室内の雰囲気を左右する大切なもののため、クロス張りや張り替え作業は繊細で大切な仕事といえます。
資格がなくても作業は可能ですが、資格があれば経験とスキルを客観的に証明できます。
興味のある方は、取得を検討してみてはいかがでしょうか。