クレーンオペレーターとは、その名の通りクレーンに関する仕事です。
しかし、具体的な仕事内容や1日のスケジュールなどを知らない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、クレーンオペレーターの特徴や仕事内容などをご紹介します。
クレーンオペレーターの特徴
クレーンオペレーターとは、クレーン車を操作する仕事です。
建物を建設したり、橋を架けたり、重い荷物を運んだりなど、クレーンはさまざまな場所で活躍します。
多くの建設現場で必要とされる仕事のため、大きなプロジェクトに携われる可能性もあります。
クレーンオペレーターになるには、主に以下の資格が必要です。
移動式クレーン運転士免許
吊り上げ荷重が5t以上の移動式クレーンを運転する際に必要な資格です。
この資格があれば、ほぼすべての移動式クレーンを運転することが可能とされています。
大型特殊自動車免許
移動式クレーン車で公道を走る際に必要な資格です。
普通免許があれば受験できます。
さらに大型のクレーン車で公道を走行したい場合は、大型自動車免許が必要です。
クレーンオペレーターの仕事内容
ここでは、クレーンオペレーターの主な仕事内容についてご紹介します。
クレーンオペレーターの主な仕事は、人力では運べなかったり、据え付けられなかったりするものを運ぶことです。
職人の方に玉掛けをしてもらい、クレーンオペレーターが吊り、指定の場所に据え付けを行います。
またクレーンオペレーターの特徴の1つとして、とび職の方と一緒に仕事を行うことが多いです。
指定された場所に行き、素材を運んだり、仮置き場所に運んだりします。
クレーンが2~3基ある場合だったり、荷物がなかったりする時にはクレーン車の中で待機するケースもあります。
クレーンオペレーターに向いている人
クレーンオペレーターには、どのような人が向いているのかをご紹介します。
運転や操縦が好き
クレーンオペレーターは毎日クレーンを操作するのが仕事です。
そのため、運転や機械の操作が好き、毎日行っても苦じゃないという人が向いているでしょう。
一般的な自動車の運転と比べるとクレーンの操作は難易度が高いとされていますが、大きなクレーンを自由に運転できるのが楽しいと思える人におすすめです。
また移動の際には長距離を運転したり、クレーン車の中で待機したりなどもあるため、乗り物自体が好きなことも大切とされています。
注意力がある
クレーンオペレーターは、人力では運べないような重い荷物を運ぶため、注意力は必須といえます。
重いものを移動させたり、高所に吊り上げたりするため、少しの気のゆるみが大事故につながる可能性もあります。
吊り上げる時、移動させる時など、常に周囲に注意しながら操作しなくてはいけません。
そのため、注意力および集中力がある人がクレーンオペレーターに向いているといえるでしょう。
我慢強い
我慢強いこともクレーンオペレーターに必要な要素とされています。
クレーンオペレーターは、荷物がない場合は車内での待機を求められることがあります。
半日程度待機するケースもあるとされているため、黙々と待機ができる人が向いているといえるでしょう。
またクレーンオペレーターは基本的に毎日同じ作業の繰り返しです。
運ぶものは変わりますが作業自体は単調のため、同じ作業を繰り返しても集中力を切らさないような我慢強さが求められるでしょう。
クレーンオペレーターのあるある
ここでは、クレーンオペレーターのあるあるについてご紹介します・
あるある①:せっかちな合図に戸惑う
職人とやり取りをする際に、その職人がせっかちな人の場合、「早く!」と指示されることもあるそうです。
そうした合図が続くと、混乱して何を言っているか分からなくなることがあります。
また無線で指示されている場合、無線の音質が悪いと、さらに聞き取れない場合もあるそうです。
あるある②:少しの揺れが怖い
クレーン車に乗っていると、風などが少し吹いただけでも大きく揺れることがあるようです。
また荷物を運ぶ際にもクレーンが揺れるので、運転に慣れていない時には怖さを感じるとしています。
あるある③:待機の時間が長い
工程上の都合で、長い時だと丸1日待機の時間があるそうです。
待機の間もずっとクレーンの車内にいなくてはならず、すぐ動ける状態にしておかなくてはならないのでつらいケースもあるそうです。
あるある④:風や雷が怖い
クレーンに乗っている時は、風や雷が怖く感じるそうです。
雷は高いものに落ちることも多いため、「クレーンに落ちたらどうしよう」と不安になる人も多いとされています。
クレーンオペレーターについて知ろう
クレーンオペレーターは、クレーン車を操縦する人のことを指します。
人力では運べないような荷物を運んだり、据え付けたりするのが仕事です。
重い荷物を運ぶので、集中力や注意力がある人が向いているとされています。
興味がある人は、クレーンオペレーターの資格などについて調べてみてはいかがでしょうか。