建設機械業界には事業が拡大している分野もあり、業務の種類が幅広いのが特徴です。
本記事では、建設機械業界の事業と業務内容についてご紹介します。
建設機械業界の事業内容
主な建設機械業界の事業内容は以下となります。
- 生産
- 販売、レンタル
- 中古車販売
- 修理、メンテナンス
- 教育、研修
- リサイクル
販売とレンタルでは、レンタル比率が半分以上になっているのが特徴です。
建機メーカーにとっても、新車の販売よりもレンタルの方が利益率が高いことが多いため、レンタル市場を重要視しています。
そのため、自社でレンタル事業の強化に取り組んでいるメーカーも多いです。
修理・メンテナンス、教育・研修が充実している、大手レンタル会社を活用するケースもあります。
中古車販売は、国内だけでなく新興国への販売が重要視されています。
かつては中国メーカーとの新車の競争でしたが、最近では中古車同士の競争も激しいです。
事業ごとの業務内容
建設機械業界の事業は、さまざまな業務で成り立っています。
ここでは、事業ごとの業務内容をご紹介します。
- 生産:研究、開発設計、商品企画、生産管理、製造、品質保証、調達
- 販売/レンタル:営業、機械手配、運送手配、在庫管理、ファイナンス
- 中古車販売:販売、レンタル、買取、査定、輸出
- 修理、メンテナンス:整備、点検、修理、部品、オイル交換、清掃
- 教育、研修:労働安全衛生法で定められた技能講習や特別教育、ICT活用のための研修
- リサイクル:部品再生(損傷した部品やコンポーネントを高い技術を用いて再生すること)
部品再生で作られる再生部品と交換することで、新品と比較してコストを抑えられます。
さらに、納期の短縮も期待できるでしょう。
部品再生は、建設機械メーカー、部品メーカー、リサイクル業者が行っています。
再生された部品は「リビルト部品」や「リマン部品」と呼ばれています。
建設機械業界の事業について知ろう
建設機械業界は、幅広い事業と業務を行っている業界です。
近年では、新車販売に加えて、レンタルや中古車販売の市場の競争も激化しています。
事業内容やトレンド、それぞれの事業がどのような業務で成り立っているのか、理解しておきましょう。