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支柱の種類と立て方のポイントを解説

支柱にはさまざまな種類があり、ケースごとに使い分ける必要があります。
本記事では、造園施工管理に携わる方が知っておきたい「支柱」についてご紹介します。

支柱の種類

支柱には主に以下の種類があります。

1.添木支柱
2.二本支柱
3.三本支柱
4.鳥居支柱
4-1二脚鳥居
4-2三脚鳥居
4-3十字鳥居
4-4二脚鳥居組合せ形
5.布掛支柱
6.方杖支柱
6.1撞木形方杖
6.2鳥居形方杖
7.ワイヤーロープ支柱

支柱の立て方

ここでは、それぞれの支柱の立て方をご紹介します。

八掛け支柱

八掛け支柱は、樹木の固定や風などに対する補強として使用されます。
材料には、小さな樹木の場合は真竹、大きな樹木の場合は梢丸太を用います。
支柱は上から見て正三角形のように配置し、八掛けの位置は樹高の2/3にします。
樹木と竹の接合点の、竹の引き目は地に水平にし、シュロ縄で結束します。
竹と竹の接合点の竹の引き目は竹に直角にします。
樹木には杉皮を巻きましょう。

鳥居支柱

鳥居支柱は、街路樹などでよく見かける支柱です。

1.鳥居支柱の丸太に先のめしを用います。
2.支柱用丸太と天神用丸太の釘打ちを行います。
 釘は90~120㎝のものを使用します。
 天神用丸太にソリがある場合は、上ぞりを使いましょう。
3.支柱はカケヤで打ち込みを行います。
4.樹木を植え、天神の針金掛けを行います。
5.樹木と天神丸太の結びはシュロ縄で、「3巻2割綾掛け結び」で行います。
6.天神の針金掛けは「3巻割綾掛け結び」にします。

布掛け支柱

生け垣を作る時に樹木を列植する際に用いる支柱です。
真竹の12〜14本締めを用います。
引き目は節に平行にし、竹同士の結束は針金で綾割掛けにします。

支柱の種類と立て方を知ろう

支柱にはさまざまな種類があり、場所によって使い分けることが重要です。
造園施工管理を目指す方は、種類や主な進め方について知っておきましょう。