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建築デザイン「ルーバー」の特徴。どのような効果がある?

「ルーバー」と聞いて、すぐに該当する建築デザインを思い浮かべることができるでしょうか。
ルーバーという言葉を聞いたことがなくとも、一度は見たことのある建築デザインかと思います。

本記事では、ルーバーの概要や特徴ごとの違い、効果について紹介します。

ルーバーとは

ルーバーとは、ドアや窓に取り付けられるブラインドのような幅の広い羽根板を指します。

羽根板を取り付ける方向には縦と横の両方があり、発注者の好みによって選択できます。
縦方向に取り付けると、斜めからの視界を妨げるとともに、和風な雰囲気を演出します。
一方、横方向に取り付けると、見上げるもしくは見下げる方向からの目隠しとなります。

また、取り付ける角度によって風や日光の遮断、雨除けなどの機能も果たします。
ルーバーの種類によっては羽根の角度を調整できるものもあり、
季節や時間帯によって最適な角度に変更することも可能です。

インテリアとしての需要も高く、室外ではなく室内に取り付ける事例もあります。
ルーバー単体で様々な機能を持っているため、人によって使用用途が異なるのも特徴です。

ルーバーの素材

ルーバーは取り付ける方向や角度によって異なる効果を発揮しますが、
素材によっても細かな違いが生まれます。
ここでは、ルーバーに用いられる素材の例を簡単にご紹介します。

素材1:木製

木製素材のルーバーは自然のぬくもりを感じられる見た目となっています。
視覚的な部分もあって屋内、屋外問わず設置できるのも魅了的です。
どちらにもルーバーを設置する場合、素材を統一しておくとより洗練された印象を演出できるでしょう。

一方、天然の木材を素材にすると、虫による浸食や雨や湿気による腐食が発生するかもしれません。
そういった心配があるならば、部分的に人工木を用いると良いでしょう。

人工木は木粉と樹脂を混ぜて作られているため、虫に食われることや腐ってしまうこともありません。
設置個所によって天然木、人工木と使い分けられるのも木製ルーバーの特徴となっています。

北欧デザインが好きな方や、内装をナチュラルな雰囲気で統一している方におすすめです。

素材2:アルミ

アルミ製のルーバーは都会的でスタイリッシュな見た目が特徴的です。
金属が使用されているため、木製のように虫や腐食を心配する必要はありません。

また、金属の中でもアルミは、水にぬれても錆びにくいのがポイントです。
さらに、表面が滑らかなのでメンテナンスの際も掃除がしやすく、簡単に汚れを落とすことができます。
これにより屋外、屋内を問わず気兼ねなく使用できます。

一方で、外見の色はシルバーしか選べないため注意しましょう。

ルーバーの効果

ルーバー

ここでは、ルーバーを取り付けることで得ることができる効果を見ていきましょう。
素材や取り付ける方向、角度により効果が異なりますので、事前によく考えておくことが重要です。

効果1:視界を遮る

窓やドアなど多くの人が目にする場所にルーバーを取り付けることで、他人の視界を遮ることができます。
カーテンやすだれのように設置するだけで、外部からの視界を遮ります。
反対に、内部から外を見る場合には、問題なく視認できます。

そのため、人通りの多い場所に家が建っているものの
プライベートは守りたいと考えている方にはおすすめです。

効果2:直射日光を遮断する

ルーバーでは、外部からの直射日光を遮ることも可能です。

人が快適に過ごす上で適度な日光は必要ですが、夏場の強い日差しは避けたい人も多いでしょう。

また、ペットを飼っている方であれば、強い日差しによる熱中症にも気を付ける必要があります。
しかし、通常のカーテンで日光を遮断しようとすると自然光も遮ってしまうため、
部屋全体が暗い雰囲気になってしまいます。

ルーバーならば直射日光を抑えて快適な空間を維持しながら、適度な自然光を室内に取り込めます。

様々な効果のあるルーバー

ルーバーは窓やドアなどに設置されるブラインドのような羽根板を指します。
外部からの視界を遮るだけでなく、視覚的な恩恵や太陽光を防ぐなど様々な効果があります。
また、設置する方向や角度によっても異なる効果を発揮し、奥が深い建築デザインといえるでしょう。