透視図は、建築や機械の設計、絵画や漫画などの芸術分野、さらには地図や航空写真など、さまざまな分野で使用されています。
本記事では、透視図の書き方などを解説します。
透視図とは
透視図とは、三次元の物体を平面上に描いた図です。
建築分野では、建物の完成予想図や模型を作る際によく使われます。
たとえば、新しい庭を作る時などに立体的な図があれば、顧客に分かりやすく説明できます。
透視図の書き方
1.基線を書く
基線を青い細線で書きます。
2.心点をつける
基線の中心の上部の任意の場所に心点をつけます。
3.直線を引く
心点と基線上1~6に細い青線で直線を引きます。
4.平行線Aを引く
基線の上の任意の場所に平行線Aを細い赤線で引きます。
5.対角線を引く
基線0点と1Aの交点を通る対角線を細い赤線で引きます。
6.平行線を引く
対角線と交わる2~6の線の交点を通る平行線を引きます。
7.2B点を置く
平面図の図形2B点を透視図の上に置きます。
順次4B、2D、4Dと置きます。
8.点を結ぶ
太い緑線で点同士を結びます。
9.垂線を立てる
基線2、4の上に細い黒線で垂線を立てます。
10.心点からの線を引く
垂線と高さ4の線の交わる部分G店に心点からの線を、細い橙線で引きます。
11.橙線に接するまで引く
4Bと4Dから垂線を立て橙線に接するまで、太い緑線で引きます。
12.垂線を立ち上げる
垂線と高さ3の線の交わる部分に心点の線を引き、2Bと2Dの垂線を太い緑線で立ち上げます。
13.頂点をつなぐ
太い緑線の頂点をすべてつなぎます。
14.不要な線を消す
いらない線をすべて消して完成です。
用紙にはセクションペーパーを使用します。
裏側に1~10までの線を引き、8、11、12、13までの太い緑線を表側に引くと、いらない線を消しやすくなります。
透視図を使う具体例
庭を作る場合、主に以下において透視図が作られることが多いです。
- 建仁寺垣
- 金閣寺垣
- 光悦寺垣
- 庭木戸
- 植栽
- 景石
- 飛び石
- 縁石
- 砂利
- 樹木
透視図の書き方を覚えよう
透視図の書き方は、慣れれば簡単にできます。
透視図をマスターすれば、建物の完成予想図や模型をより魅力的に表現することができます。
ぜひ覚えてみてはいかがでしょうか。