クレーンなどの建設機械には、運転資格が必要なものが多いです。
学科・実技・講習などが必要なものもありますので、しっかりと勉強する必要があります。
本記事では、クレーンなどの運転に必要な資格についてご紹介します。
資格と労働衛生安全法
建設機械に必要な資格のほとんどは、労働安全衛生法によって定められている国家資格です。
クレーン等の資格の場合、移動式クレーン運転士などの資格が該当します。
公的な資格は、国への許認可申請に必要です。
一方で、民間資格は法律の根拠がなく、民間団体が認定しているものです。
国家資格が必要なものは、資格を持っていない人が業務を行うことを禁止しているものが多いです。
また、民間資格でも資格がなければ実質的に業務ができないものもあります。
労働安全衛生法
労働安全衛生法は、1972年に制定された法律です。
労働者の安全と衛生についての基準を定めており、労働災害の防止、労働者の健康の保持増進、快適な職場環境の形成を目的としています。
クレーン等の資格
クレーン等の運転に必要な資格は、主に以下が挙げられます。
- 移動式クレーン運転士
- クレーンデリック運転特別教育/技能講習
- 小型移動式クレーン運転特別教育/技能講習
- 床上操作式クレーン運転技能講習
- クレーン運転特別教育
- 玉掛け運転特別教育/技能講習
「運転士」は免許が必要で、吊り上げ荷重5t以上の運転が可能です。
特別教育/技能講習は、修了することで一定荷重未満のものの運転ができます。
それぞれの機械の特徴は以下の通りです。
小型移動式クレーン
吊り上げ荷重5t未満の移動式クレーンです。
デリック
荷物を吊り上げる装置の一種です。
原動機が別に置かれており、吊り上げ荷重が0.5t以上のものを指します。
床上操作式クレーン
床上で操作し、運転者が荷物の移動と共に移動するクレーンです。
クレーン
荷物を吊り上げて水平に運ぶための装置を指します。
移動式クレーンとデリック以外のものを指します。
クレーンに必要な資格を知ろう
クレーンなどの建設機械は、資格が必要なものも多いです。
運転する機械によって必要な資格などが異なりますので、違いを知っておくことをおきましょう。