Menu

アルゴリズミックデザイン。BIMとの連携について解説

近年、さまざまなデザインが生み出されており、BIMとの連携も進んでいます。
アルゴリズミックデザインもそのうちの一つで、主にコンピューターを用いてデザインする方法です。

本記事では、アルゴリズミックデザインの概要やBIMとの連携手法などをご紹介します。

アルゴリズミックデザインとは

アルゴリズミックデザインとは、コンピューターアルゴリズムを用い、デザインを生成・操作する手法です。
建築、都市計画、グラフィックデザイン、プロダクトデザインなど、さまざまな分野で活用されています。

アルゴリズミックデザインの特徴

アルゴリズミックデザインの特徴は、以下のとおりです。

  • 複雑な形状やパターンを効率的に生成できる
  • 人間の制約にとらわれずに、自由な発想でデザインできる
  • データや情報に基づいたデザインが可能

アルゴリズミックデザインは、ある定義された規則や手続きによるアルゴリズムに基づいています。
自然界の法則や物理現象、生物環境などに調和しつつ、コンピューターでしか生み出せない斬新なアイデアを見られます。

アルゴリズミックデザインのメリット

アルゴリズミックデザインのメリットには、以下のようなものがあります。

創造性や自由度を高めることができる

アルゴリズミックデザインは、人間の制約にとらわれずに自由な発想でデザインすることができます。
従来のデザイン手法では、人間の経験や感覚に頼ってデザインを行うことが多く、どうしても制約を受けてしまいます。
アルゴリズミックデザインでは、コンピューターアルゴリズムを用いることで、人間の制約を超えたより創造性や自由度の高いデザインを実現することができます。
たとえば、建築分野ではアルゴリズミックデザインを用い、自然の形状を模倣した建築物やこれまでにない新しい形状の建築を実現させています。

効率的な設計プロセスを実現できる

アルゴリズミックデザインは、複雑な形状やパターンを効率的に生成することができます。
従来の手法では、複雑な形状やパターンを生成するために多くの手間や時間がかかってしまうことがありました。
アルゴリズミックデザインであれば、コンピューターアルゴリズムを用いることで、複雑な形状やパターンを効率的に生成することができます。

データや情報に基づいた意思決定を可能にする

アルゴリズミックデザインは、データや情報に基づいたデザインが可能になります。
従来のデザイン手法では、デザイナーの経験や感覚に基づいてデザインを行うことが一般的でした。
アルゴリズミックデザインでは、コンピューターアルゴリズムを用い、データや情報を分析することで、より合理的な意思決定を可能にすることができます。
たとえば、建築分野ではアルゴリズミックデザインを用い、建築物のエネルギー効率や耐震性を向上させるための設計を行うことができます。

BIMソフトと連携することも可能

アルゴリズミックデザインのツールは、BIMと連携させることも可能です。
アルゴリズミックデザインに使われるソフトは、3次元ツールと建築系アルゴリズム生成用のプラグインソフトを組み合わせることが一般的とされています。
アルゴリズミックデザインを用いて生成した3DモデルとBIMソフトを連携させることで、より精度の高いシミュレーションを行うことができます。
これにより、データや情報に基づいた意思決定が可能となります。

アルゴリズミックデザインをBIMと組み合わせてみよう

アルゴリズミックデザインは、今後ますます注目されるデザイン手法の一つです。
創造性や自由度を高め、効率的な設計プロセスを実現し、データや情報に基づいた意思決定を可能にするアルゴリズミックデザインは、デザインの可能性を大きく広げてくれるでしょう。