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リニア中央新幹線の開通に向けて。想定される土木工事

リニア中央新幹線は、東京都の品川駅から大阪府の新大阪駅を結ぶ新幹線です。
東京・名古屋・大阪間の移動が便利になり、巨大な都市圏が生まれることが期待されています。

本記事では、リニア中央新幹線の概要や予定されている土木工事についてご紹介します。

リニア中央新幹線とは

リニア中央新幹線は、超電導リニアモーターカーを採用している新幹線です。
最高時速505kmで走行し、東京から大阪までの所要時間は約67分に短縮される予定です。
2027年に東京から名古屋間、2037年に名古屋から大阪間が開業予定です。
リニア中央新幹線の開業により、東京と大阪間の移動時間が大幅に短縮されるため、経済活動の活性化が期待されます。
また、東京と大阪を結ぶ新しい観光ルートとしても期待されています。

リニア中央新幹線の仕組み

超電導リニアモーターカーは、磁力で浮上して走行するため、摩擦がほとんどなく、高速走行が可能です。
超電導磁石は、極低温に冷却することで電気抵抗がゼロとなり、強力な磁場を発生させることができます
超電導リニアモーターカーの走行原理は、車両に搭載された超電導磁石とレールに設置された超電導磁石が反発し合うことで、車両を浮上させます。
そのため、従来の鉄道に比べて、摩擦抵抗がほとんどないため、高速走行が可能です。
またトンネル内を走行するため、外気の影響を受けず快適な環境で移動することができます。

予定される土木工事

リニア中央新幹線の開通に伴う、大きな土木工事にはトンネル工事が挙げられます。
リニア中央新幹線の開通までには、多くのトンネル工事が行われる予定です。
名古屋までの約286kmのうち、約86%にあたる約246kmはトンネルになる予定です。
最長は、南アルプストンネルの全長約25km、トンネルの最大土被りは1,000m以上にもなります。
また地下水も多いため、難工事になることが予想されています。

リニア中央新幹線の開通は経済の活性化につながる

リニア中央新幹線の開業により、東京と大阪間の移動時間が大幅に短縮され、経済活動の活性化につながります。
また、リニア中央新幹線は、東京と大阪を結ぶ新しい観光ルートとしても期待されています。
移動の概念を大きく変え、企業活動や個人活動などにも大きく影響していくと予想されるため、注目しておきましょう。