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天気で左右される現場の仕事! 雨の日の施工管理職の過ごし方

現場の仕事は天候に左右され、雨が降るとできない作業も多くあります。
では、施工管理職は雨の日にどのような仕事を行っているのでしょうか。
本記事では、雨の日に施工管理職はどのような業務を行うのか、雨の日に休みになる建設現場や休みにする理由、などをご紹介します。

施工管理職は雨の日でも仕事がある?

雨が降ると、建設現場の種類によっては休みになることがあります。
たとえば、雨が降ると滑って転倒したりする危険な作業などは現場が休みになります。
しかし、施工管理職は雨の日でも、さまざまな業務を行います。
たとえば、現場が休みの場合、普段はできないデスクワーク業務を中心に行います。

雨の日に行う業務とは

雨の日に行う業務とは

施工管理職は雨の日に会社内で以下のような業務を行います。

施工計画の見直し

雨により工事に遅れがある場合、施工計画の見直しを行います。
台風など自然災害が起これば、復旧作業が必要になる場合もあります。
工事に遅れが生じると、計画全体に影響が出るため、納期に間に合うようにスケジュールの調整を行うのも施工管理職の仕事です。

予算の確認

工事のスケジュールがずれると、予算も変更になることがあります。
たとえば、追加で部材が必要になったり、人材を増やす必要があったりなど、調整が必要です。
これらの調整が発生した場合、予算も同時に変更します。
こうした「原価管理」も施工管理職の仕事の一つです。

材料の発注・管理

施工管理職は、工事に必要な材料の発注や管理などを行います。
資材、人材、リース品の発注や管理などが主な仕事となります。
雨で工事が遅れる場合、先々の事も想定し、材料の過不足がないかのチェック、納品スケジュールの変更、順延した日程の人材調整など、工事の進捗状況に合わせ、適切なタイミングで届くように手配しましょう。

書類の作成

施工管理職は、建設現場に必要なさまざまな書類を作成します。
現場に行く日は、常に現場の安全管理やフォローなどの業務があるため、なかなか時間が取れないことも多くあります。
そのため、こうした業務に時間を取られることのない雨の日は、請求書や発注書などの整理を行えるチャンスです。
書類の内容や数値が間違っていないか、過不足はないかなどの確認をしておけば、処理ミスを防げます。
また、記録書類の作成も重要です。
未整理の工事写真の整理や管理も適宜行っておきましょう。

雨の日に現場が休みになる理由

雨の日に現場が休みになる理由とは

では、なぜ雨の日に建設現場が休みになるのでしょうか。
その理由には以下のようなものがあります。

  • 雨が降っていると滑って転倒するなどの危険な作業がある
  • 雨水があたることで品質に影響を及ぼす可能性がある

などがあります。
雨が降る事により危険を伴う作業は、休みになります。
具体的な作業は次のようなものが挙げられます。

コンクリート打設関連の仕事

コンクリートの打設中に雨が降ると、品質に影響を与えてしまいます。
そのため、雨の日は基本的に作業を中止します。
ただし、打設後しばらく時間が経っていれば、雨が降っていても問題ないことが多いので、作業を実行する場合もあります。
作業を実行するか中止するかの判断も、施工管理職が行います。

左官工事

左官工事も雨が降ると、仕上がりに影響を及ぼしてしまいます。
ただし、屋内での作業の場合は休みにならないこともあります。

鉄筋ガス圧接作業

ガス圧接作業に限らず、火を使う作業は基本的に中止となります。

溶接作業

雨水が当たると急激な温度変化により材料が変形しひびが入るなど、品質に影響を与えてしまいます。
他にも、感電などの危険があるため、基本的に作業は中止です。
ただし、屋根のあるところや雨養生が行える場所では、雨でも行う場合があります。

施工管理職は雨の日も基本は休みにならない

雨が降ると、建設現場での工事は内容によって休みになる場合があることについてまとめました。
ただし、施工管理職は雨の日でも休みになりません。
雨の日は、書類整理や工程表の修正など他のデスクワークを中心とした仕事を行います。
常日頃から天気予報をチェックし、現場の進捗管理とデスクワーク業務を効率的に行いましょう。