Menu

施工管理技士の受験資格に出てくる「実務経験」についてしっかり理解しておこう!

施工管理技士とは、建設現場において施工計画や工程管理、安全管理などを行える国家資格者を指します。
施工管理技士の資格があると、より幅広い現場で活躍できます。
施工管理技士の試験を受ける際の条件に「実務経験」があります。
実務経験とは、施工管理の仕事をしたことのあるすべての人が当てはまるわけではありません。
そこには、さまざまな要件があるので注意が必要です。

本記事では、施工管理技士の受験資格として必要な「実務経験」について、国土交通省の資料を参考にご紹介していきます。

出典:国土交通省「実務経験不備事案の概要について
出典:国土交通省「指定学科

実務経験として認められる工事種類・内容

施工管理士の男性

施工管理技士の資格は、指定建設業の7業種あります。

  • 建築施工管理技士
  • 建設機械施工管理技士
  • 土木施工管理技士
  • 管工事施工管理技士
  • 造園施工管理技士
  • 電気施工管理技士
  • 電気通信工事施工管理技士

7業種それぞれ、実務経験として認められる工事種類と内容は異なります。
ここでは一例として、土木施工管理技士と建築施工管理技士についてご紹介します。

土木施工管理技士

河川工事
築堤工事、護岸工事、床止め工事、水門工事、排水機場工事など

道路工事
道路土工工事、路床・路盤工事、塗装工事、法面保護工事、トンネル工事など

海岸工事
海岸堤防工事、海岸護岸工事、消波工工事など

砂防工事
山腹工工事、渓流保全工事 地滑り防止工事など

鉄道工事
軌道盛土工事、軌道路盤工事、軌道敷設工事など

ダム工事
ダム堤体基礎掘削工事、コンクリートダム築造工事、ロックフィルダム築造工事など

上水道工事
排水本管敷設工事、取水堰工事、導水管工事など

下水道工事
本管路敷設工事、ポンプ場設置工事など

建築施工管理技士

建築一式工事
事務所ビル建築工事、共同住宅建築工事など

大工工事
大工工事、型枠工事、造作工事など

とび・土木・コンクリート工事
とび工事、足場仮設工事、コンクリート工事など

鉄筋工事
鉄筋加工組立工事、ガス圧接工事など

左官工事
左官工事、モルタル工事、吹き付け工事など

受験に必要な実務経験年数

建設現場

試験では、最終学歴や修了した学科に応じて、必要な実務経験年数が異なります。
ここでは、受験要件としての実務経験年数の扱いをご紹介します。

なお、受験資格の欄で出てくる「指定学科」とは、国土交通省で定められている学科で、建設業の種類ごとにそれぞれ密接に関連する学科として指定されているものを指します。
指定学科の具体的内容は、以下となります。

  • 土木工学
  • 都市工学
  • 衛生工学
  • 交通工学
  • 建築学
  • 都市工学
  • 電気工学
  • 電気通信工学
  • 機械工学
  • 鉱山学

2級

大学/高度専門士

  • 指定学科卒業後:1年以上
  • 指定学科以外卒業後:1年6ヶ月以上

短期大学/高等専門学校/専門士

  • 指定学科卒業後:2年以上
  • 指定学科以外卒業後:3年以上

高等学校/専門学校 ※「高度専門士」「専門士」を除く

  • 指定学科卒業後:3年以上
  • 指定学科以外卒業後:4年6ヶ月以上

その他:8年以上

1級

大学/高度専門士

  • 指定学科卒業後:3年以上
  • 指定学科以外卒業後:4年6ヶ月以上

短期大学/高等専門学校/専門士

  • 指定学科卒業後:5年以上
  • 指定学科以外卒業後:7年6ヶ月以上

高等学校/専門学校 ※「高度専門士」「専門士」を除く

  • 指定学科卒業後:10年以上
  • 指定学科以外卒業後:11年6ヶ月以上

その他:15年以上

※令和3年度より、施工管理技術検定の受験資格が変更されます。

関連記事:どう変わる!?令和3年度からの施工管理技士の試験内容や受験資格

実務経験について理解しておこう

施工管理技士の試験を受けるには実務経験が必須です。
実務経験は施工に関わる技術上の職務経験を指しますが、すべての工事が実務経験としてカウントできるわけではありません。
受験前には、必要な実務経験年数を満たしているか、それが実務経験として認められる工事種別や内容なのかを必ず確認しておきましょう。

未経験者