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建設現場で活躍する四足歩行ロボット!具体的な活用例を解説

現在、建設現場でロボットを活用する企業が増えています。
特に、大手建設会社にその傾向があるといえます。

本記事では、四足歩行ロボットの活用例として、竹中工務店と鹿島建設の「Spot」、
大成建設の「T-IRemote Inspection」についてご紹介します。

建設現場でのロボット活用①:竹中工務店+鹿島建設

竹中工務店と鹿島建設等が共同研究を開始した四足歩行ロボット「Spot」の建築や土木分野での活用例を見ていきましょう。
活用方法は、VR技術を用いた360度カメラ「HoloBuilder」と四足歩行ロボット「Spot」を組み合わせて使用します。
四足歩行ロボットは、階段の昇降ができたり障害物を回避できたりするため、
様々な現場の写真撮影が可能です。

例えば、建築や土木分野では以下のような活用ができます。

  • 休憩時間に四足歩行ロボットを歩かせて現場の写真を撮影し、休憩後に写真をクラウド上にアップして関係者全員で確認する
  • 期を変えて現場の同じ場所を四足歩行ロボットに歩かせて写真を撮影し、
    過去と現在の現場の様子を比較して進歩管理に活用する

また、ロボットが撮影した写真上で長さの計測も可能です。

建設現場でのロボット活用②:大成建設

ここでは、建設現場での四足歩行ロボット活用のため、
大成建設が開発した遠隔巡回システム「T-IRemote Inspection」について見ていきましょう。
活用する四足歩行ロボットの特徴は、以下の通りです。

  • 小型軽量
  • 360度カメラを搭載

また、「T-IRemote Inspection」は以下のような機能を備えています。

  • 遠隔操作
  • 映像撮影
  • 双方向音声通話

ロボットに搭載されたLiDARの計測情報を基に、現場の簡易な平面図を自動作成可能です。
そのため、画面上の平面図でロボットの位置を確認しながら、ロボットを遠隔操作できます。
豊富な機能を備えているため、安全確認のための現場巡視を始め
現場内での定点写真撮影や検査等にも活用できるでしょう。

さらに音声通話機能を活用すれば、リアルタイムで現場作業員とのコミュニケーションが可能です。
現在、さらなる現場の生産性向上のために、本社や支店からの現場遠隔巡視の実現を目指しています。

建設現場での四足歩行ロボットの活用について知っておこう

竹中工務店と鹿島建設の「Spot」や大成建設の「T-IRemote Inspection」など、
建設現場で四足歩行ロボットを活用する企業が増えています。
四足歩行ロボットの活用は、現場の生産性向上にも役立つことになるでしょう。