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建設業界でもホワイト企業はある!就職先の見つけ方

建設業界に「きつい」「長時間労働」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、近年の建設業界は働き方改革や労働人口確保のため、働きやすい環境を整えている、いわゆる「ホワイト企業」も多くなっています。
本記事では、ホワイト企業の概要や建設業界でのホワイト業界の見つけ方などをご紹介します。

そもそもホワイト企業の定義とは

建設業界におけるホワイト企業とは、以下の取り組みを導入している企業とされています。

  • 工期に余裕がある
  • 有休が取りやすい
  • 国土交通省の働き方改革を導入し、働きやすい環境づくりを行っている

工期に余裕があると、1日あたりの仕事量が多すぎないため、長時間労働や休日出勤が少なくなるでしょう。
さらに休日や有休も取りやすくなるため、ホワイト企業の定義に当てはまると考えられています。

また国土交通省では、以下の働き方改革の導入を推進しています。

  • 適正な工期設定
  • 週休二日制の導入
  • 社会保険の加入 など

国土交通省は、直轄工事において週休二日の確保を始めとした長時間労働を抑制する取り組みを展開しています。
また、地方公共団体でも働き方改革の取り組みが浸透するように、地域発注者協議会などの場を活用して呼びかけを行っています。
建設業界では導入が進んでいなかった制度を推進しており、これらの制度を積極的に導入している企業はホワイト企業の条件を満たしていると考えられます。

【関連記事:建設現場では休憩は取れる!?環境整備が重要な理由

出典:国土交通省「建設業働き方改革加速化プログラム

建設業界でのホワイト企業の見つけ方

ホワイト企業のイメージ

建設業界のホワイト企業を見つけるには、どのようにしたらいいのでしょうか。
ここでは、ホワイト企業を見分ける方法についてご紹介します。

大手ゼネコン

大手ゼネコンなどの大手企業は、上記で紹介した国土交通省の働き方改革の導入を積極的に行っています。
週休二日制の導入や社会保険への加入など、中小企業よりも待遇がいいケースが多いです。
また有給取得率100%を掲げている企業もあるため、大手企業に就職・転職するメリットは多数あるでしょう。

さらに、大手ゼネコンは大規模工事の施工管理に携わることも多く、施工管理のスキルを伸ばしたい方に向いているでしょう。

地方企業

地方でホワイト企業を探す方法もあります。
特に施工管理業務は、規模が大きいほど管理が難しくなります。
地方の企業は規模が小さいことが多いため、業務管理が行いやすいことが多いでしょう。

求人に「何でも経験できる」などと書かれた企業には注意

求人情報に「何でも経験できる」などと書かれた企業には注意しましょう。
業務が多岐に渡る上に量も多く、長時間労働や休日出勤を求める企業である確率が高いです。
また、大量に人材を募集している企業も要注意です。
大量に人材が必要ということは、裏を返せば離職率が高いということです。
そのため、ブラック企業である可能性があります。

おすすめの建設企業:改修系

施行管理部門の中でもホワイトな環境が多いのは、改修系の仕事を行っている企業でしょう。
改修系の企業は、業務量が適正であることが多いです。
マンションの改修などは入居者がいるため作業時間に制約があり、特殊な現場でなければ定時で終えられることも多いです。

建設業界にもホワイト企業は増えている

建設業界は長時間労働や休日出勤などのイメージもあり、ブラック企業が多いと思う方もまだまだ多いのが現状といえます。
しかし近年では、労働環境を見直そうとしている企業も増えています。
就職や転職を考えている方は、企業のホームページや求人情報などをチェックして、ホワイト企業かどうか見極めることが大切です。