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建設技術の集大成!大規模な建設構造物はどのように作られている?

建設業界では日々技術革新が行われており、さまざまな技術が詰め込まれた建築物が作られています。
その中でも、橋梁やトンネルなどの巨大な建設構造物には、どのような技術が使われているのでしょうか。

本記事では、大規模建設構造物に使用されている技術、建設技術の未来などについてご紹介します。

大規模な建設構造物に使われている技術

巨大な建設構造物は、過去からの技術の積み重ねで培った集大成といえます。

橋梁

日本の長大橋は、1962年に北九州工業地帯の洞海湾にかかる若戸大橋から始まったとされています。
岩戸大橋はすべて日本独自の技術が使われており、当時は東洋一のつり橋でした。
その技術は、関門橋、瀬戸大橋、明石海峡大橋へとつながっていきます。

海峡トンネル

1942年に関門鉄道トンネルが、世界初の鉄道海底トンネルとして開業しました。
当時の最先端であったシールド工法が用いられ、多量の湧き水に対応するなど、工事は難航しました。
この技術が関門国道トンネルに活かされ、青函トンネルが建設されることになります。
海峡トンネルは、台風接近下でおきた洞爺丸他4隻の事故など、航路が脅かされる事態が相次いで発生したことを受け、太平洋戦争前からの構想が一気に具体化されました。

建設技術の未来

日本の今後の大きなプロジェクトとしては、リニア新幹線が挙げられます。
また、日本は大きなプロジェクトだけでなく、緩やかで持続的な成長を目指しており、限られた投資で効率よくインフラ整備を進めることが求められています。
このため、高い技術を特殊な建設構造物だけに使うのではなく、汎用的な技術として残しておくことも重要でしょう。

また、省エネルギーや防災、長期の維持管理など、社会資本の整備も必要です。
さらに世界に目を向ければ、日本の建設技術がさまざまな場所で必要とされています。
大手建設会社は、海外の建設市場を信頼性の技術力で勝ち取ることが重要となるでしょう。

日本の建設技術はトップレベル

大規模建設構造物には、建設当時のさまざまな最新技術が詰め込まれています。
その技術は後世に語り継がれており、日本だけでなく海外にまで必要とされています。
世界に誇る日本の建設技術を、伝えていくことが重要といえるでしょう。