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施工管理職が知っておきたい内装仕上工事の種類と流れ

内装仕上工事は、29種類ある建設業の1種です。
具体的にどのような工事が該当するのか、イメージができない方もいるのではないでしょうか。
本記事では、施工管理職が覚えておきたい内装仕上工事の概要や種類、流れについてご紹介します。

内装仕上工事とは

内装仕上工事とは、木材、石膏ボード、吸音板、壁紙、たたみなどを用いた建設物の内装仕上を行う工事です。
具体的には、以下のような工事が該当します。

  • インテリア工事
  • 天井仕上工事
  • 壁張り工事
  • 内装間仕切り工事
  • 床仕上工事
  • たたみ工事
  • ふすま工事
  • 家具工事
  • 防音工事

「防音工事」は通常の防音工事を指し、ホールなどで音響効果を目的とした工事は含まれないとされています。
次項では、工事の種類について詳しくご紹介します。

出典:国土交通省「業種区分、建設工事の内容、例示、区分の考え方(H29.11.10改正)

内装仕上工事の種類

ここでは、内装仕上工事の種類と概要をご紹介します。

インテリア工事
建築物のインテリアを設置する工事を指します。
内装仕上工事におけるインテリアとは、家具や壁紙、床材、照明器具などの設備機器を含みます。

天井仕上工事
天井下地に石膏ボードなどを張り、仕上を施す工事を指します。
塗装、クロス張り、パネル張りなどの仕様に応じた素材を使います。
天井材には、天井下地材と天井仕上材の2種類あり、住宅用、ビル用など使用場所によって適切なものを使用します。

壁張り工事
壁の下地にクロスなどを張りつける工事です。

内装間仕切り工事
部屋を仕切るための間仕切り壁を設置する工事です。

床仕上工事
フローリングやカーペット、タイルなどを張る工事を指します。

たたみ工事
採寸、割り付け、たたみの製造・加工、敷き込みを行う工事です。

ふすま工事
ふすまを設置する工事を指します。

家具工事
家具工事は建築物に家具を据え付け、または家具の材料を現場で加工や組み立てて据え付ける工事を指します。

防音工事
建築物における通常の防音工事を行います。

内装仕上工事の流れ

施工管理士

内装仕上工事は外装仕上工事がある程度進み、雨水が侵入する心配がなくなった時点で行われます。
高階層ビルなどでは、まだ高層で外装工事が行われている場合でも、下層で外装工事が終わっていれば下層から徐々に内装仕上工事が始まる場合もあります。

建築物の内部の仕上を行う工事

内装仕上工事は、たたみやふすま、壁紙、カーペット、石膏ボードなどを使って内装の仕上を行う工事です。
他の工事業種と比べて、作業範囲が比較的広いのが特徴です。
施工管理職を目指す方は、どのような工事が該当するのか覚えておきましょう。

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