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女性施工管理職の仕事内容。年収事情についても紹介

近年、建設業界で働く女性が増えています。
現場は長らく男性の職場というイメージがありましたが、働き方改革や環境整備などにより女性でも働きやすい環境が整ってきました。
本記事では、女性施工管理職の仕事内容やスケジュール、年収事情などをご紹介します。

女性施工管理職の1日スケジュール

女性の施工管理職も男性と同様のスケジュールをこなします。
以下は、施工管理職(3年目)の1日スケジュールの一例となります。

7:30 出勤
始業前に当日の作業日程の確認などを行います。
8:00 朝礼・ラジオ体操
8:30 作業開始
現場の巡回、点検、作業員への指示、写真撮影などを行います。
12:00 昼休憩
13:00 昼礼
13:15 作業開始
打ち合わせ、現場の巡回、進捗確認などを行います。
16:00 事務所作業
事務所で工事写真の整理、作業報告、工程表の作成などを行います。
17:00 業務終了
17:15 退勤

女性施工管理職が任される仕事(体験談)

ここでは実際の体験談を交えながら、女性施工管理職が任される仕事などをご紹介します。

工事写真の撮影・整理や書類整理

中規模マンションなどの工事現場では、施工記録や安全関係の書類の作成、写真撮影などが主な仕事となります。
経験よりもやる気のある人に向いているため、女性でも任せられることの多い仕事です。

材料の発注や計算

現場に必要な材料の発注や計算を行う仕事です。
未経験でも施行管理職として3年目以降になると新しい仕事をどんどん任せられるようになります。
数年目になると自分が教える立場になることもあるため、自分が知っていることは相手も当然に知っていると思わないようにするということが大切ということに気づいたそうです。

女性施工管理職の年収事情

施工管理 女性

施工管理職は男女で給料の差がなく、男性と同じ額が支給される企業が多いとされています。
年収は企業の規模や経験によって大きく異なります。
また厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」には施工管理職は記載されていませんので、施工管理技士に近い資格である「技術士」や「一級建築士」を元に平均年収をご紹介します。

・20代の平均年収 400万円
・30代の平均年収 500万円
・40代の平均年収 600万円
・50代の平均年収 600万円

出典:「賃金構造基本統計調査」(令和元年調査・平成30年データ)

女性施工管理職は今後も増えることが予想される

女性が施工管理職として働いた場合の、仕事内容の一例を中心に紹介してきました。
女性の強みを活かせる業務を任されることも多く、やりがいや存在意義を感じることができます。
また、男性と同じように年収を上げていくことができるため、資格取得や転職でキャリアアップを目指してみてはいかがでしょうか。

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