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施工管理職の1日は朝礼から!進行や話す内容のポイントを紹介

建設現場では、基本的に毎日朝礼を行います。
朝礼を進行するのも施工管理職の仕事の一つのため、流れや話す内容などについては知っておく必要があります。
本記事では、建設現場で朝礼を行う理由や朝礼の進め方、話す内容などについて体験談を交えてご紹介します。

朝礼の目的とは?

朝礼には、主に2つの目的があります。

  • 当日の作業内容や施工計画について共有する
  • 災害対策への再確認と意識の向上 など

現場では、日々多くの職人が働いています。
安全に作業を終えてもらうためにも、一人ひとり安全に対する意識を向上させたり、情報共有をしたりすることが大切なのです。

【体験談】朝礼の進め方・話す内容

施工管理職の朝礼

現場によっても変わりますが、朝礼は主に以下のような流れで行います。

  1. 挨拶
  2. ラジオ体操や建設体操
  3. 当日の作業の流れや注意事項の周知、施工管理職のコメント
  4. 1人KY(危険予知活動)
  5. 各職種ごとのKY(危険予知活動)

危険予知活動とは、危険への対策などをおこなうことを言います。
以下では、施工管理職の現場で行われている朝礼の進め方・話す内容について、実際の声を紹介していきます。

20代・女性
「朝礼では全員が集まり、ゼネコンの担当者が前に立って朝礼を行っていました。
 業者ごとに、人数や作業内容などの報告や安全確認が中心になります。
 現場の規模によって時間は変わりますが、10~20分のことが多かったです。
 現場によっては、朝礼の後、担当ごとに細かい点を確認するため、個別に朝礼を行うこともありました。
 自分が話す場合は、前日に翌日の作業内容を確認し、当日の作業や注意事項を話していました。」

20代・男性
「ゼネコンの元請けがいれば司会進行していましたが、小さい現場では自分がひとりでやってました。
 基本的には朝礼看板を見ながら話をします。作業内容の周知、立ち入り禁止の場所などを話しました。
 特に前日と変更があったことはしっかり共有します。」

朝礼では、その日の作業内容や注意事項の共有・周知に時間を使うことが多いようです。
所要時間はおおよそ10~20分であると参考に覚えておくとよいでしょう。

【体験談】朝礼で困ったこと・大変だったこと

声出しをする施工管理職の男性

朝礼は毎日行われるので、日ごとに内容を確認して周知していかなくてはいけません。
特に、安全に関しては重要です。
「今日は何に注意しなくてはいけないか」
「今日の作業はどんな危険があるのか」
などを毎日確認し、繰り返し伝えることが大切です。
以下では、実際に朝礼で困ったこと・大変だったことを体験談で紹介します。

20代・女性
「自分が管理している業者以外は分からないため、朝礼の内容を理解できないことがありました。
 特に内装の施工管理をしている時は、エレベーター業者、ガラス業者、荷揚げの業者など、
 関わっている業者の数が多く、孫請けや入れ替わりなどもあるので覚えるのが大変でした。
 作業しているところを見たり、知っている職人さんに聞いて確認しながら覚えていきました。」

20代・男性
「大きい現場で、大人数を前にするので緊張しました。
 時には500人以上の前で話すこともあり、最初のころは予習をして朝礼にのぞむこともありました。
 新人の頃は作業自体のイメージができていないので、話をするのが大変なこともありましたが、
 逆に分からないことを勉強するきっかけになったと思っています。」

工事によっては出入りする業者が多いので、確認事項、注意事項なども多くなるようです。
また、新人の頃は、やはり大勢の前で話をするから緊張するという意見がありました。

情報共有のためにも朝礼は必要

建設現場での朝礼は、その日の作業や安全情報などの共有の点からも、必須といえます。
施工管理職にとって必要な業務ですが、最初は何を話しているのか理解できなかったり、話をすることが大変だった方も多いようです。
まずは前日に、その日の作業や安全面で気をつけたいことをしっかり確認して整理し、話すようにしましょう。

また、他の人の朝礼を見ることで勉強になることも多いです。
新人のうちに多くの人の朝礼を見て、話す内容、言い回し、声の大きさなどを学んでおきましょう。