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施工管理者が危険だと感じたこと。危険を回避する方法

工事現場はさまざまな危険で満ちています。
そのため、施工管理者は危険を予測しておき、回避する方法を考えておく必要があります。
本記事では、施工管理者が危険だと思った体験や、危険を回避する方法についてご紹介します。

施工管理者が体験した危険

ここでは、施工管理者が体験した過去の危険な事例についてご紹介します。

墜落・転落事故
建築現場の事故で最も多いのが墜落・転落事故とされています。
・高層マンション建築中にボルト締め作業を行っていた作業員の安全帯が外れ、約17m下に落下した。

建築機械・クレーンなどの事故
建築機械やクレーンなどの使用時も事故がたびたび発生しています。
・アースドリル掘削機でケーシングを吊り上げて旋回した際、掘削機が重さに耐えられず、工事現場の外である一般道に倒れた。

倒壊・崩落事故
足場などが倒れることによる事故も発生しています。
・旋回したクレーンのワイヤーが足場にひっかかり足場が倒れ、作業員が下敷きとなった。

危険を回避する方法

ここでは、危険を回避する方法についてご紹介します。

リスク体験講習を受ける

リスク体験講習とは、現場の作業に潜んでいるリスクを疑似体験・視覚体験できる講習です。
たとえば、5mの高さからの墜落衝撃体感や安全帯ぶらさがり、高所足場体験、吊り荷落下試験体感などの16項目を約4時間かけて体験します。
どのような危険が現場にあるのか知ることで、危険に対する感度を高められます。

労働環境の改善を行う

長時間労働などは作業員の疲労を蓄積させ、ミスや事故を引き起こしやすくしてしまいます。
厚生労働省では「労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針」などを発表しており、現場のストレス管理や労働災害を防ぐための普及を行っています。
こうした取り組みを確認し、安全管理への意識向上を心がけることが求められています。

人手不足に対する取り組み

適正な人員を確保できなければ、事故を引き起こす引き金になってしまいます。
人数が少なければ、作業員一人ひとりの負担が大きくなります。
働き手を確保するためには、低い給与水準の改善などの改善が必要とされています。

危険を回避するための方法について理解しておこう

人が作業をしている以上、ミスは避けられません。
しかし現場では、ミスをした時でも、最悪の事態にならないための安全対策が必要とされています。
現場で働く作業員や自分の体、命を守るためにも、危険を回避する方法について学んでおく必要があるでしょう。

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