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女性が施工管理職に就くメリットとは。大変なことと併せて紹介

近年、建設業界でも働き方改革が行われており、男女問わずに働きやすい環境が整ってきました。
そのため、女性が施工管理職に就くケースも増えています。
しかし、やはり長年男性社会であった建設業界では大変なこともあるようです。
本記事では、女性施工管理職を目指す人の理由や強み、メリット、大変だった体験談などをご紹介します。

女性施工管理職を目指した理由

建設業界は昔から男性社会と呼ばれており、現在でも男性の割合が多い業界です。
そんななか、施工管理職を目指す女性が増えています。
ここでは建設業界で働く女性が、施工管理職を目指した理由の一例をご紹介します。

例1
「父親が施工管理職として現場の施工管理を行っていました。
幼いころからその姿を見て育ったので、父のような仕事をしたいと思い施工管理職を目指しました。」

例2
「実家が工務店を経営しており、作業服をきた職人さんを頻繁に見ていました。
その姿を見ていて「自分も建築に関わる仕事がしたい」と思い、建築関係の大学に進学しました。
大学で学ぶうちに、建築の工程について関わりたいと思うようになり、施工管理職の道を目指すことにしました。」

女性施工管理職の強み・メリット

女性施工管理職は、女性ならではの強みやメリットがあります。

メリット1:物腰がやわらかく高いコミュニケーション能力がある

施工管理職は職人さんと良好な関係を築くことが大切です。
女性はやわらかな物腰で話しやすい雰囲気を作る能力に長けているとされています。
そのため、何気ない会話からでも現場の雰囲気を良くし、作業の効率化につながるでしょう。
実際に「作業員への指示出しがうまい」と評価されている方も多いです。

メリット2:女性ならではの気配りと視点を持っている

長年男性社会であった建設業界に、女性らしい気配りと視点をもたらすのが女性施工管理職です。
現場で行われるさまざまな物事を細やかに整理し、丁寧に管理できるので効率的なスケジュールを組めます。
また小さな気配りもできるので、施工管理において大切な小さな危険を見逃さない力も持っているとされています。

メリット3:現場の雰囲気が変わる

女性がいるだけで、現場の雰囲気が明るく和やかになることがあります。
また、作業員同士が怒鳴ることがなくなったという声もあります。

女性施工管理職の大変だったこと(体験談)

施工管理 女性

ここでは、女性施工管理職として大変だった、きつかったと感じた体験談についてご紹介します。

体験談1
「長らく男性社会だったせいか、女性が現場に入ると年配の職人の方に「女なのに建設業なんて珍しいね」と言われることもありました。
「女なのに」と言われることは悔しくイラっとしますが、仕事で見返してやろうと必死になるきっかけにもなりました。」

体験談2
「ずっと施工管理職にあこがれていましたが、実際現場に行くと体の大きな職人さんがたくさんいたので最初は怖いという印象がありました。
最初は「声が小さい」と怒られることもありましたが、実際一緒に働いていると、気さくに話しかけてくれる人も多かったことが印象的です。」

体験談3
「初めての現場では、何をしていいか分からずとても緊張したのを覚えています。
当初は重機や資材の名前を覚えるだけで精一杯でした。
また発注作業でミスをして周囲の方を煩わせてしまい、適正量の発注がとても重要なことが分かりました。
今も昔も困った時に助けてくれるのは人なので、コミュニケーションを大切にしたいと思いました。」

女性でも問題なく施工管理職になれる

施工管理職と言うと男性の職場のようなイメージがありますが、近年は環境が整ってきており問題なく施工管理職として働くことができます。
建設業界はまだ男性の割合が圧倒的に多いので大変な部分もありますが、現場の全工程に関われるのでやりがいのある仕事といえます。
施工管理職を目指す女性の方は、女性ならではの強みを活かしながら業務に励みましょう。

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