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施工管理職の若手はチャンスが多い!?その理由を紹介します!

人手不足が叫ばれる昨今、建設業界でも若手の施工管理職は不足しています。
しかし、それは若手にとってチャンスが多いという事でもあります。
そこで、本記事では、建設業界において、なぜ若手のチャンスが多いのか。理由や国の取り組みなどについてご紹介します。

建設業界の若手はチャンスが多い??

近年、建設業界は深刻な人手不足に陥ってます。
現状は、特に若手が少ないといわれており、その理由は主に以下のようなものがあります。

就業者が少ない

建設業界は「3K(きつい・汚い・危険)」のイメージがあり、若手の就業者が減っているとされます。
現場での作業は暑さや寒さに耐えなくてはならず、体力が必要とされるので、若手が敬遠する傾向にあるようです。

高齢化が進んでいる

若手は、ホワイトカラーの職に尽きたい方が多く、現場で働く人が減っているため、作業員の高齢化が進んでいます。

都市再開発など建設需要が増加

近年、東京オリンピックや都市再開発など、建設需要が高まっています。
しかし、需要は高いのに就業者が増えないため、人材不足に陥っているのです。

人手不足のため未経験者にもチャンスがある

上記で紹介したように、建設業界は人手不足に陥っています。
そのため、多くの企業では、未経験者や第二新卒など若手の採用を強化しています。
未経験者でも、研修制度がしっかりしている企業に入社できれば、今後のキャリアアップも望めるでしょう。

施工管理職は若手が成長できる機会が多い

施工管理職は若手が成長できる機会が多い

建設業界は、若手が成長できる機会が多いのも特徴です。
高齢化が進んでおり、仕事の需要が多い建設業界においては、早い段階で仕事を任せてもらえる事が多く、責任ある仕事をすることで成長に繋がります。
成長するためには、以下のような事が必要とされています。

基本的な事を確実にこなす

どんな仕事でも、基本的な事を確実にこなすことからはじまります。
挨拶や、ミスをすぐに報告する素直さ、礼儀正しい姿勢など、社会人として基本的な事柄は、徹底してこなすようにしましょう。
また、上司や先輩から教えてもらった事は、忘れないようにメモをとることも大切です。

わからないことをわからないままにしない

わからないことを素直に聞く姿勢は大切です。
わからないことをそのままにしておくと、後からそれについて聞かれた時に困ってしまいます。また、わからないまま作業を進めてしまうと、思わぬミスに繋がってしまう可能性があります。
未経験や新人なので、わからないことは当たり前なので、何でも聞いたり、調べたりする姿勢が大切です。

誰に対しても礼儀を重んじる

施工管理職は、さまざまな人とコミュニケーションを取ることも仕事の一つになります。
そのため、仕事上で関わる人とは、良い関係を築くことが大切です。
たとえ、仕事上は現場をまとめる立場だとしても、誰に対してでも敬語を使ったり、積極的に話しかけてコミュニケーションをとりましょう。
信頼関係を築くことで、スムーズに工事を進められたり、作業の問題点も解決しやすくなります。

若手に対する国の取り組み

若手に対する国の取り組み

建設業界は、人材不足のため、国としては平成30年3月に「建設業働き方改革加速化プログラム」を策定しました。
その内容は以下の3つです。

長時間労働の是正

罰則付きの時間外労働規制の施行の猶予期間(5年)を待たず、長時間労働の是正を行います。
また、週休2日制の導入を後押しするとしています。

給与・社会保険に対する取り組み

技能や経験にふさわしい処遇(給与)や、社会保険加入の徹底に向けた環境の整備が行われます。

生産性の向上

i-Constructionなど、建設生産システムをあらゆる段階で活用し、生産性の向上を図る取り組みです。
建設業許可などの手続き負担を軽減するために、申請手続きなどが電子化されます。

出典:国土交通省「建設業働き方改革加速化プログラム」

建設業界で施工管理職を目指すにはチャンスの時

現在、建設業界は人手不足に陥っているため、未経験者や若手を積極的に採用しています。
また、国が主導となり、建設業界の環境を整備するさまざまな取り組みも行われています。
そのため、未経験から施工管理職を目指す人には、今がチャンスともいえます。
ぜひ、検討してみてはいかがでしょうか。

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